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テレワーク下の転職でスタートダッシュで活躍する5つのコツ

「リモート起業家」の私がテレワークで活躍する秘訣をお伝えするリモート仕事術シリーズ。今回は「テレワーク下の転職でスタートダッシュで活躍する5つのコツ」と題してお伝えしていきます。

テレワークで転職したけれども、なかなか思うように仕事ができなかったり、人間関係を作れないという方、多いですよね。 私、僭越ながらテレワークのコミュニケーションの本を出していまして(テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書/マイナビ出版)、セミナーなども行っていることもあり、その関係でやはり相談されるケースも多くあります。「転職したけれども、なかなかうまく行かなくて・・・どうしたら良いですか?」といったお悩みをよく聞きます。 

これまでそういった際に自分の知見を踏まえて様々なアドバイスをして来たのですが、そこから「実際にやってみて上手く行きました」というフィードバックを頂くことが増えてきました。今回はそういったお悩み相談に乗って来た内容などをギュッとまとめてお伝えしたいと思います。

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

今回のサマリー

①リモートスタートだと関係構築は大変
②解決の鍵は「主体的発信」にある

最初に今回お伝えする内容から。今回はまず、リモート前提でスタートしてしまうと人間関係を作るのがやはりすごく大変、ということを具体的に明らかにしていきます。

その上で、それを上手く解決して行くためには「転職をした本人が主体的な発信をして人間関係を作る工夫や努力をしていくことが重要」ということと、具体的な方法を紹介していきます。

テレワークの転職でよくある課題

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それではまず最初に「テレワークの転職でよくある課題」から紹介します。

例えば、「従来の社員の人たちが、誰が何をしているのか全然わからない」「どんな人がいるかも分からない」ということをよく聞きます。

転職をして最初にメンバーをさらっと簡単に紹介されますが、そこでは人となりもどんな仕事をしているのかも全然わからなくて、結局そのままの状況で実務が始まってしまう。

その結果、自分が仕事を進めていく上で分からないことがあったり、相談したいことがあっても、誰に相談をしたら良いのか分からないという状況になっているという課題もよく聞きます。 

これによってどうなるか、当然仕事をうまく進めることができない訳です。せっかくテレワークで新しい仕事を頑張ってやろうと思っていたのに、全然上手くできない、こういった残念な声が度々届きます。

これらの課題の原因となるのは、やはり人間関係が無いことに因ると思います。人間関係ができていないので、誰が何しているか分からないし、その結果質問や相談もしづらいし、仕事を進めようと思っても助けてくれる人もなかなかいない、助けを求めることもしづらいということがテレワーク化の難しさの構造だと思いますので、これをいかに解消していくのかがポイントになります。

そこで次に、テレワークを転職した直後に人間関係を作っていくための誰でもすぐに実践できる5つのコツを紹介します。

コツ1.積極的に自己開示をして行く

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まず1つ目のコツは「積極的に自己開示をして行く」ということです。 

テレワークでは、その当人だけではなくて、チームの従来からいるメンバーの側からしても、どんな人が入ってきたかというのは分かりません。 

どういう人か分からない中で、手の差し伸べようが分からないし、コメントやフォローもしづらいという状況になっているのです。自分が相談しづらいのと同様に、相手もフォローしづらいと思っているという状況があるということです。

そこで大切なのが、まずは自分から積極的に自己開示して、「こういう人間なんですよ」「こういう特徴がある人間なんですよ」ということを伝えていくことによって、コミュニケーションをしやすい前提を整えることです。

まず自分から開示すると周りも心を開きやすくなるということは、色々なコミュニケーションの本でテクニックとして紹介されてます。テレワークでは特にこれが格段に重要度が増すのです。

超お勧めの手法・・・「自己トリセツ」を作る

これをするための私のイチ推しの方法として「自己トリセツ」を作るというものがあります。

自己トリセツとは「自分の取扱説明書」のことです。 ざっくり言うと、自分の背景とかプロフィール、あとは自分がコミュニケーションでどう考える傾向があるとか、この仕事で何をしたいのか、といったことを、Googleスプレッドシートなどにまとめて共有するという取り組みになります。

▼例:私の自己トリセツ

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これを1回作って開示しておくと、後々メンバーと仕事を進めたりコミュニケーションを取る上でものすごく有効に活用できますので、とてもお勧めです。

自己トリセツはあまりにも有効な手法なので、別途note記事やYouTube動画で詳しく紹介していますので、もし興味があればそちらも是非ご覧ください!

コツ2.入社直後に1対1でのご挨拶タイムを依頼する

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コツの2つ目は「入社直後に1対1でのご挨拶タイムを依頼する」です。

入社した直後であれば、新メンバーが入社したばかりでよく分からないことが多いのは当然ですので、「もし良かったら、ご挨拶がてらオンラインで30分時間を頂いてもよろしいですか?」 と打診しても、全く違和感はないですよね。これを、できれば関係者全員に対して行うのです。

これは、入社直後であればすごく簡単にできますが、時間が経ってくると新入社の挨拶という名目が使えなくなって、1対1で話す機会を自分から求めるのは難しくなります。

ですので、入社直後に少なくてもチームメンバー全体、できれば部署全体とか関係者、さらには全社員に対して、一度ご挨拶がてら1対1でお話していく事をお薦めします。

やはり、一度1対1で話したことがある人と全く話したことがない人では、その後のコミュニケーションのしやすさが全然違います。複数人のオンライン会議でもその前に1対1で話したことあれば、コミュニケーションの取れ方が全然違ってきます。

入社直後にご挨拶タイムとして1対1で話す機会を依頼していく、これも凄くお勧めの手法です。

コツ3.質問はオープンなチャンネルにする

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3つ目のコツは「質問はオープンなチャンネルにする」ということです。

「どんな質問したら良いか分からない」「多くの人に自分のメッセージを見られるのが怖い」といった理由で、DM=ダイレクトメッセージで直接上司や先輩に送ってしまう人がかなり多いと思います。

ところが、実はこれは逆にしたほうが良いのです。入社したばかりの時こそ、多くの人が見ているオープンなチャンネルで質問した方が良いのです。

なぜ色々な人が見ているオープンチャンネルで質問するのが良いのか。その理由の1つ目は「回答する人が増えるから」です。

例えば、上司にある質問しても、その上司がその事を知らないとか、あまり詳しくない可能性も大いにありますよね。同じオフィスで働いていれば、上司としても他の人にすぐ聞くことができますが、テレワークではなかなかできません。上司の中には面倒臭くて後回しにしてしまったり、そのまま梨のつぶてにしてしまうことも実際にはよくあります。

これが、オープンチャンネルで質問しておくことで、例えば上司が知識がない内容だったとしても、別の人が補足したり回答して助けてくれたりすることがよくあります。この様に回答を得やすくなるのがオープンチャンネルで質問するメリットの1つ目です。

2つ目のメリットは、状況が周りの人から見られるので、「積極的な人」「頑張ってる人」とポジティブな印象を持たれやすいということです。要するに、自然な形で良いアピールになるということです。 

テレワークでは、きちんとアピールしないと存在感が全然出ないので、健全なアピールがすごく重要です。

オープンチャンネルで積極的に質問することによって、仕事を積極的にしていることや頑張っていることを自然と皆に受け取ってもらうことができます。この絶好の機会を逃す手はありません。質問はぜひ個別にではなくオープンなチャンネルでして行きましょう。

コツ4.文章は少しテンションを高めにする

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4つ目のコツは「文章は少しテンションを高めにする」ということです。

文章コミュニケーションは、ガチガチの硬い文書にしてしまうと、かなり硬く冷たい印象になってしまいます。

本当は、話してみればすごく面白かったり温かい人だったとしても、文章だけ読むとすっごい硬い人で「絡みにくいなこの人」と思うケースってありませんか。私はよくあります(笑)

ですので、テレワークでの文章は意図的にちょっとテンションを上げておくことをおすすめします。 

実際の具体例を紹介します。 以下は私の会社のメンバーが出してくれた文例です。

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一番上は、

「おはようございます。昨日お願いした件ですが、その後状況いかがでしょうか。上記を教えてください」

これ、ちょっとキツい感じがしますよね。 冷たい印象であったり、これを質問された人からしたら、「この人怒っているんじゃないかな」という印象すら覚えてしまいかねない文章かなと思います。もちろん悪い文章ではありませんが、ちょっときつい感じがするのは否めません。 

これをどう直したら良いか。次に真ん中を見てみます。

「おはようございます!!昨日お願いした件ですが、その後いかがでしょうか…?状況を教えていただければ助かります。(合掌マーク)」

これだと随分柔らかくなった感じがしますよね。少なくとも怒ってるとは絶対思いませんよね。むしろ気をかけてくれて、ちょっとこちらを気遣いながらも状況を確認している感じになるので、上の例と比べるとその差は歴然ですよね。

しかも鬱陶しい絵文字とか無くて、子供じみた感じになっている訳でもなく、少しテンション高めの文章になってるだけです。この位のくだけかたで文章コミュニケーションが出来れば、すごく良い意味での親近感が出ると思いますし、人間関係も育みやすいと思います。

一番下はさらに進化しています。

「おはようございます!!昨日お願いした件ですが、その後いかがでしょうか…?状況を教えていただければ助かります。(+合掌マーク)」(急かす意図はなく、先方から単に状況聞かれたためお尋ねする次第です!)

「急かす意図は無いのですよ」とコメントが追加されています。そこまでの文を見て急かされているなと思う人がいるかもしれないと思うので、気を遣ってさらに補足している訳です。

ここまでできると相当ベストですが、ここまで行かなくても、真ん中ぐらいのエクスクラメーションマークを使ったり、「・・・」とかで余韻を持たせたり、変にならない絵文字を使って、テンション高めに感じてもらえる工夫があると全然印象が良くなると思います。

コツ5.細かくリアクションをする

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コツの5つ目は「細かくリアクションをする」ということです。 

特にビジネスチャットにおいて、先輩や上司や同僚が投稿したものに対して、返信であったり絵文字やアイコンのリアクションを積極的にしていくことが非常に大切です。 

実はこういったチャット上でのリアクションは、意外とあまり積極的に行っていない人が多い現状があります。今、あなたが積極的にリアクションすると、おそらく良い意味ですごく目立ちます。リアクションしてくれた人のことは、やっぱり覚えていますし、良い印象が残るものです。

SNSのTwitterやインスタグラムで、皆さんあれだけ「いいね」 の数を気にする時代ですから、やはり自分が何かやった後にそれに対して反応してくれる人のことは悪く思うはずがありません。 

そして、皆が意外とやっていないので、そこで差別化して印象を良くすることによって、その後のコミュニケーションの取りやすくする訳です。 

これはすごく有効ですし、あなたがリアクションすることで、チーム全体の雰囲気も良くすることができるので、ぜひ積極的にリアクションしていくことをお勧めします。

テレワークでのリアクションは本当に大事なので、これだけで別のnote記事とYouTube動画を作っていますので、もし興味がありましたらそちらも是非ご覧頂ければと思います。

今回のおさらい

①リモートスタートだと関係構築は大変
②解決の鍵は「主体的発信」にある

最後に今回お伝えした内容を振り返ります。

リモートでスタートしてしまうと人間関係が作りにくいという事実があります。 それによって、「誰が何をしてるかわからない」「質問や相談もしづらい」ということになり、結果として仕事が進まない。こういった悩みの声をよく聞きます。

そこで、転職した人は自分から主体的に発信をして人間関係を作っていくことが重要です。

具体的な取組みとしては、「自己トリセツを作って共有する」「1対1のご挨拶タイムを依頼する」「質問はなるべくオープンチャンネルでする」「文章はテンションを高めにする」 「人が発信したらきちんとリアクションする」。

こういう細かな実践を積み重ねていくことで、リモートでも人間関係をしっかり作って仕事をしやすくして行くことができます。これらがリモート下の転職においてスタートダッシュで活躍して行く秘訣ですので、是非1つでも2つでも実際に取り入れてみて頂ければ幸いです。

それではまた、次回の「テレワーク実践術」でお会いしましょう!

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▼動画版はこちらです。ぜひご覧下さい!

▼YouTubeチャンネル「テレワークで活躍する秘訣~池田朋弘のリモート仕事術」

▼テレワークで活躍したい方向けのnoteシリーズ

リモートでの会社経営・チーム運営を続けてきた中で得られた知見や実践例をまとめた書籍『テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書』をマイナビ出版さんから出版しました。

ぜひ、テレワークを導入される皆様の、より良い職場環境作りや、より楽しくて幸せなチームコミュニケーションの一助になればと心から願っています。


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