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リモートワークでの心理的安全性=なんでも言ってOK?

今回は、「リモートワークでの心理的安全性=なんでも言ってOK?」というテーマで、リモートワークにおけるチームコミュニケーションで気をつけたいポイントを紹介したいと思います。

「積極的に発信しよう」というマインドは大切だが…

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これまでも著書「テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書」や当ブログで度々紹介した様に、リモートワークでグループコミュニケーションを活性化する為には「公開度を高めて透明性を上げる」ことや「積極的にコメントを発信する」といった事が大切になります。

そしてその為には、基本的には「本音トーク」や「雑談」なども大いに推奨されます。特にグループワークのスタート時には、まずはコミュニケーションの量を増やしていくことが、グループの関係性を高めて成果に繋がります。

しかし、この「本音トーク」は、気を付けないとムードを損なってしまう事があり、注意が必要です。特に気をつけたいのは、私的なネガティブコメントを過度に多発してしまう事です。

オープンな場では私的なネガティブコメントはNG

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私の以前参加していたグループチャットでも、とあるメンバーがネガティブな私的コメントを多発してしまい周りのメンバーを困らせてしまう、というケースがありました。

当人の意見を聞いてみた所、「本音をどんどん発信していった方が良いと思って・・・」と、良かれと思っての発信でした。

しかし、仕事のチームでのグループチャットに業務と関係ない私的なネガティブコメントを過度にしてしまうのは、やはり良い事ではありません。実際に他のメンバーも「こういったコメントは見たくない」という意見が大半で、グループのムードも盛り下がってしまいました。

やはり業務のグループチャットの様にオープンな場では、私的な内容のネガティブ発信は止めた方が良いですね。

オープンとクローズドの「使い分け」が大切

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それでは、グループワークでの「本音トークや雑談もどんどん発信しましょう」という面と、「私的な本音トークは盛り下げてしまうので止めましょう」という面はどの様にバランスを取ればよいのでしょうか。

実はこの解はとても簡単です。それは、「グループ(オープンツール)と一対一(クローズドツール)を使い分ける」こと。たったこれだけの事を気をつければ上手くいきます。

前向きな発信や業務に纏わる内容は、オープンな場である「グループチャット」などへ。個人の悩み相談や愚痴を聞いてもらいたい時は、クローズドな場である「一対一のDM(ダイレクトメッセージ)」へと発信先を使い分けさえすれば、チームのムードを落としてしまう事も自身の評判も落としてしまう事もありません。

こういった事もチームメンバーへの心配りや配慮ある行動と言えます。私が経営していたポップインサイトでは、「目配り・気配り・心配り」を会社のマインドにしていました。目配り・気配り・心配りをお互いにする事で、チームのムードは上がり実際に業務の成果となって表れてきます。

今回お伝えした「リモートワークでの心理的安全性=なんでも言ってOK?」というテーマにおいても、チームメンバーへの本音の発信に関して簡単な使い分けをするだけで、充分な気遣いの実践ができるのです。

リモートのグループワークをより良くしていく為に、発信内容に応じて「グループ(オープンツール)と一対一(クローズドツール)を使い分ける」ことを心がける事をおすすめします!


この度、リモートでの会社経営・チーム運営を続けてきた中で得られた知見や実践例をまとめた書籍『テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書』をマイナビ出版さんから出版しました。

ぜひ、テレワークを導入される皆様の、より良い職場環境作りや、より楽しくて幸せなチームコミュニケーションの一助になればと心から願っています。


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