オンライン会議でも「動き」を出すための4つのプレゼンテクニック
リモート会議でプレゼンテーションや説明をする時は、PowerPointやPDFを使っていると思います。しかし、これらの資料だと臨場感やインパクトが無く、訴求力が落ちがちです。
その事に近い事例として、先日YouTubeで人気のオリエンタルラジオの中田さんが「『顔出し引退』して、今後は自身の映像をイラストの様な『アバター』に移行する」と発表し、実際に行ってみたところ説得力や訴求力が落ちるということですぐに撤回して、顔出しを再開するという事がありましたよね。
私は中田さんの意見に大いに同意です。長年リモートワークを行ってきた中で、画面に動きが無い事が圧倒的に面白みを無くしていると課題を感じていました。
リモートで商談やセミナーなどを重ねてきた中で、リアルな動きを効果的に出すことが、相手に刺激を持ってもらい大きな効果を生むという事を感じていました。そこで今回は、『リアルの力を活用し、大きな訴求力を生む手法』をいくつか紹介させて頂きます。
テクニック1:Zoomのバーチャル背景機能を使う
まず1つ目に紹介するのは、Zoomに付いている機能『バーチャル背景としてのPowerPoint』を使う手法です。
ちなみに上の映像は、この手法を活用し、リモートの画面に写したものをスクリーン録画で撮ったものです。背景にパワポの映像を出し、その前で私がプレゼンテーションしている映像です。
いかがでしょうか?単にパワポの静止資料を表示するだけよりも、格段に強い印象を持ったプレゼンテーションができる事を感じて頂けると思います。
▼Zoom『バーチャル背景としてのパワーポイント』選択画面
この便利な機能は、まだ意外と世間に知られていません。先日もオンラインセミナーの運営会社の方にこの機能を紹介した所、「すごい、初めて見ました!」と驚いていました。
どなたでも非常に簡単にできる方法ですが、リモートのプレゼンテーションの場でとても大きな効果を生む手法と言えると思います。
テクニック2:資料にGIF画像を入れる
次に紹介するのは、『資料にGIF画像を付けて動きの効果を出す』という手法です。
上の画像は、パワポの資料の右上に、以前私がTV取材を受けた際の映像を添付したものです。この様に、静的な資料に部分的に動画をつけるだけで、かなり臨場感がアップすることを感じて頂ける事と思います。
この手法も、動画を撮ってパワポ資料に貼り付けるだけなので、とても簡単に作成できます。(私は無料ツールの「ScreenToGif」を利用しています)
テクニック3:手書きをWebカメラで撮影
3番目に紹介するのは、『手書きをカメラに写す』という手法です。
これは、私が先日リモート営業を受けた際に、とある営業マンが行っていた手法です。要するにその場で手書きで書いているものを写しているだけの事ですが、とてもライブ感を感じて印象に残りました。
リモート営業では、パワポのスライドを見せてもらう事が多いのですが、この方法に比べると印象が弱く感じます。それだけ「リアルの力」というものは、私達に大きな影響を与えるのでしょう。とても簡単にできる反面、非常に大きな効果を生む手法と言えると思います。
ところが、この手法には、プレゼンターの顔や姿が見えないという弱点があります。やはり、プレゼンターの表情や動作が見えた方が圧倒的に臨場感が出ます。
そこで、より効果的な手法を探したところ見つかったのが、次に紹介する手法です。
テクニック4:Microsoft Whiteboard+iPad+Apple pencil
『手書き』の臨場感と『顔出し』のライブ感を同時に可能にする手法が、最後に紹介する『Microsoft Whiteboard(マイクロソフト ホワイトボード)』というツールです。
上の画像は、実際にリモート画面上でMicrosoft Whiteboardを使用してる映像です。このツールを使えば、まさに手書きのインパクトを出しながら、自分の顔を出してプレゼンテーションをする事ができるのです。
Microsoft Whiteboardは、オンライン上でまるでホワイトボードのような操作ができる、デジタルホワイトボードアプリです。ipadなどのタブレットと連携し、タブレットに書いたものをオンライン上に投影できるのです。PCでも同じ画面を出せるので、Zoomなどの画面共有機能でWhiteboardをだすと、iPadで手書きしている要素を画面に簡単に出せます。
これを使えば、ライブ感と臨場感が溢れる、とてもインパクトの大きいプレゼンテーションが可能になります。
以上の様に、「如何にライブ感を出すか」という事が、現時点でのリモートの場面での訴求力を向上するポイントと言えます。しかも、今回紹介した手法はどれも準備に手間がかからず、すぐに簡単にできてしまいます。
ぜひ、皆様の毎日のビジネスに、今回紹介したライブ感を表現する手法を導入してみてはいかがでしょうか!
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