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リモートワークを効率的に!「ながら作業」のススメ
私は基本的に「同時にできることは、同時にした方がいい」と思っています。別々に時間をとるのは、結構大変。「運動しながらミーティングする」、「運動しながら家事をする」、「仕事しながら家事をする」など、同時にできることはなるべく一緒に処理した方が早いです。先ほども、仕事のインタビューを受けながら、お昼ご飯用の野菜を切っていました(笑)。
リモートワークを効率よくするための「ながら作業」、ぜひおすすめします!
身体のパーツはすべて使おう!
例えば散歩は、歩くだけなので頭を使いません。そうした「頭を使わないことをやりながら、頭を使う仕事の話を電話でする」などを同時に行うのは、「使っているパーツが違うので、なんら問題ない」という発想です。
「ながら作業は苦手」、「私はそういう器用なタイプじゃない」という人もいるかもしれません。でも、どこか身体のパーツで空いているところがあったら、「空きっぱなしにするのではなくて、少しでも使いながらやったらいいじゃん!」といった考えを私はもっています。話しながら歩いても、話さずに歩いても、動いている距離は一緒。仕事も進んで、身体も動かして健康になって、家に帰ってデスクの前に座った際に気分が一新できて…というメリットだらけです。
好きなものでリラックスしながら、仕事を楽しい時間に
経営していたポップインサイトの初期の頃、最も面倒だった作業が、調査結果のインタビューなどの文字起こしでした。1調査につき5人分くらいあり、文字起こしの後、質問ごとにそれぞれの人の回答をエクセルに貼り付けていくというものです。文字起こしは多少気を張ってするわけですが、エクセルに貼り付ける作業は、時間がかかる一方で楽しくないという…すごくストレスを感じるものでした。「ほかにもやるべきことがあるのに、なんでこんなことに時間を使わなくちゃいけないんだろう」と思ってしまったほどです。
そんな状況を改善するために行ったのが、好きなドラマ(私の場合は「リーガル・ハイ」)を流しながら作業すること。1回見たドラマだと大体内容を知っているので、流し見でもOK。好きなドラマを見る時間にすることで、退屈で面倒な作業の時間が、むしろ楽しいリラックス時間に変わっていきました。いつしか、忙しい中でもリラックスできる時間になっていたので、自分にとってはいい時間だったな、と思います。
ただ、これをオフィスでやろうとすると「この人、ドラマを見ながら仕事してる」とイヤな印象になるので、なかなかハードルが高いです。でもリモートワークは家で仕事する機会も多いので、こんな働き方もできてしまいます。もしかしたら集中力が欠けてミスが出てくるかもしれませんが、それは最終チェックすればいいだけの話。30分の作業をつらい時間にするのか、リラックスして楽しい時間にするのかで、自分の1日は変わります。それなら、満足した方がいいですよね。
勉強しながら、子どもとの時間も確保
起業したばかりの頃は、お金もなく、もっとがんばらないと成長しないかもしれない…という危機感の中、子どもと遊ぶだけの時間を確保することは、仕事の停滞感があって結構ストレスでした。
でも1歳や2歳の子どもだと、ほとんど会話はありません。目と身体は子どもに向いていても、頭と耳は空いているわけです。それなので、公園の滑り台で遊ぶ子どもを見ながら、左耳でオーディオブックを聴いていました。そうすると、本を読んでいる時間と同じ感じになるので、ある程度勉強する時間にもなり、かなりストレス軽減になりました。もちろん子どもとの時間にもなっているので、同時に家族サービスもできました。
勉強しながらの家事で時間を節約
3分くらいのYouTubeの英語教材を毎日聞いていく「VoiceTube」というツールがあります。和訳もしてくれたり、わからない単語をピックアップしてくれたりして、すごく便利なものです。私の場合、それを流しながら、洗濯物を取り込んだりたたんだりしちゃいます。そうすると、「勉強しながら家事」ができるので、時間を得した気分になります。
このように、「ながら作業」は仕事はもちろん、家事や育児にも応用できます!リモートワークや勉強、そして家族との時間の確保を効率よく進めたい人は、身体のパーツをすべて使うことを意識してみてください。