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私が住んでたまち
社会人になる時に実家をでて、23年間過ごしてきたまちを離れた。
だけど、今住んでいる所は実家から遠くもなく近くもない距離だから、たまに帰ったりしている。
この間も家族に会いに実家に帰って、数日間過ごした。
高校生の時にチャリで通ってた道、家の隣の田んぼ、懐かしいにおい。
普通に過ごしているだけで、なんだか心が癒される。
心に余裕ができる。
チャリで遠回りして帰った日、久しぶりに小さい頃よく来ていた場所に行ってみた。
そこは昔、大きな川に赤い橋が架けられていて、鳩がいっぱいいる広場があった。
でも今は、真新しいコンクリートの橋に変わっていて、川沿いの道も綺麗に舗装されている。
鳩も広場ももうなくて、その代わりに人がたくさん行き交う場所になっていた。
なんだか切なくなったけど
沈む夕陽に照らされた川が綺麗で
そんな感情もいつの間にかどっかに行っていた。
大人になるにつれて、記憶の中にある景色はどんどんどんどん変わっていくけれど
私の記憶も思い出もなくならないし
懐かしいな
切ないな
昔はこうだったな
って思えることが幸せだなと思う
私の心を癒し、満たしてくれるこのまちが
私は大好きだ