イアンあれこれ覚書

エターナルリターンも正式シーズン5に入ったところ、ふと思い立ったので頭の中を整理するためにイアンに関する情報や感想を書き出していきます(パッチ1.30e)。
この記事には誤った情報や勘違いも含まれているかもしれませんので、ゲーム内のコレクションや練習モードなどを活用して実際に確認してみることをお勧めします。


書いた人

  • popdod

ダイヤ帯にいる多分中級者です。最近はほぼイアンしか触れていません。

キャラ寸評

イアン(이안, Ly Anh)は以下の3つの状態を切り替えて戦うAD近接スキルファイターです。

  • 人間状態(貧弱)

  • 憑依状態(強いけど足回りが不安)

  • 悪霊状態(強いけど不器用)

基本的には人間状態で移動やステルスを行い、交戦距離に入ったら憑依状態や悪霊状態へ移行して戦います。
それらの状態移行をするためには侵食ゲージを貯める必要があり、戦闘状態でスキルを振ったりAAしたりすると侵食が増加、非戦闘状態では急速に侵食が減少します。
侵食を貯めなければほぼ戦闘に参加できないため、常にゲージ管理に悩まされますが、正面切っての殴り合いでは、パッシブの効果もあって高い攻撃力と粘り強さを発揮します。

ここ好き

  • 可愛い(かわいそうな)女の子が巨大な腕をブンブン振り回すのが爽快。

  • 実装直後のヒロイックな性格のイアンも好きです。

強み

  • 短剣スキルを使用してステルス状態で敵に接近し奇襲することができます。

  • 憑依QWEが息切れしにくいため継続戦闘は比較的得意です。

  • 憑依QWEが全て範囲攻撃なので一か所に固まった敵集団への総ダメージが高いです。

  • 近接キャラとしてはメイン攻撃のリーチがやや長めで、憑依Wは4m、AAは3mまで届きます(イアンを弾こうとした敵のバットスキルが空振るシーンも結構あります)。

  • 憑依Wのクールタイムが短く、当て続けることさえできれば敵を殴り続けながら追いかけたり、逆に追ってくる敵を殴りながら引き撃ちしたりできます。

  • Rを使用して悪霊状態になる瞬間は0.7秒程度の対象指定不可状態(無敵)になるため、致命的な攻撃や状態異常を狙って回避することができます。

  • 悪霊状態の恐怖付与攻撃が非常に強力です。

弱み

  • 戦闘に参加できる状態になるまでの準備時間が必要です。

  • 瞬間火力に欠けます。

  • メインで戦闘を行うことになる憑依状態では機動力に欠けます。戦術スキルのブリンクやアイテム効果の迅速や乱舞などを採用して機動力を補うのが良さそうです。

  • 耐久力は近接ファイターとしては平均より少し高めだと思いますが、機動力のなさにより立ち位置を間違えると死にやすいと思います。

  • 憑依QWE全てで発動時に足が止まるため、むやみにスキルを連打すると敵の攻撃を避けられず死にます。特にRで攻撃を避けたいタイミングではスキル攻撃を控えることも大事です。

  • Rは移動スキルという扱いであるため、束縛を受けるとRを使用できずそのまま死ぬことも多いです。敵のスキルを覚えて避けられるように頑張ります。

  • Rは悪霊状態が解除された時点からクールダウンが始まるため、Rが再使用できるまでの間隔はかなり長いです。

キャラ相性、チームでの役割、交戦時の立ち回り?

難しすぎて未だによくわかっていません。チームメイトに質問されたらとりあえず普通のファイターとして扱ってもらうようにお願いしています。実際にはノリと雰囲気でプレイしています。

侵食ゲージ管理

スムーズに状態移行するために、人間状態でどのスキルを何回振ったら憑依状態になるのか、侵食ゲージの変化量も覚えておく必要があります。
とはいえ、人間QWを振ると30、人間AAか人間Eを振ると20貯まり、合計100以上で憑依状態になるということだけ覚えておけば概ね十分です。
基本的にはAAかQEのいずれかを1回当てた後にQWEを1回ずつ振って憑依状態になります。
人間状態でAAやスキルを振っている間は弾避けくらいにしかなれないので、戦闘に入る前に憑依するための準備時間を考えて動きます。

そして、ゲージ管理の最大の問題は「非戦闘状態では急速に侵食が減少する」という点です。そもそも戦闘状態にならないと侵食が貯まらず憑依状態で戦闘をすることができません。
戦闘状態の持続時間はたったの5秒であり、接敵したときに如何にして戦闘状態になるか、そして戦闘状態になった後に侵食を貯めて憑依状態になるまでの時間をどうやり過ごすかに悩むことになります。

野生動物または敵設置物に攻撃を当てる

敵との距離を保ったまま安全に戦闘状態になるためには最適と思われる方法です。
しかし都合よく攻撃できる相手がいない場合の方が多いため、他の方法で戦闘状態になることも考える必要があります。
イノシシ、クマ、変異体の群れなどの危険な野生動物を利用する際は、味方に及ぶ危険も含めて特に注意が必要です。

敵の攻撃を受ける

次善策として、敵の攻撃に自ら当たりに行って戦闘状態になります。
できるだけ敵から離れた距離で、ダメージが低く、状態異常にならない攻撃を受けるように心がけます。
即座に食べ物を食べて回復を始めることも忘れないようにします。

敵に攻撃を当てる

人間状態での攻撃は全て射程が短く、人間状態のまま攻撃を当てられるほど敵に近づくことはかなり危険です。
既に味方が交戦していたり他に戦闘状態になれる方法がなく、なおかつ戦闘するしかない状況の場合に苦肉の策として当てに行きます。

戦術スキル - 偽りの誓約

偽りの誓約は自らの体力を消費して発動する戦術スキルですが、その効果のうち「非戦闘状態で使用した場合戦闘状態に切り替わる」という副次的な効果を目的として使用する方法です。
例として、以下の手順で憑依状態になることができます。

  • 偽りの誓約->Q->W->(クールダウンを待って)Q->E->D

スキルレベルや装備のCD減少の問題でQのクールダウンが長い場合は、スキルの使用タイミングを調整して憑依することもあります。

  • Q->(Qを振り終わる直前に)偽りの誓約->W->E->D->(クールダウンを待って)Q

他に戦闘状態になれる方法がない状況でも自分のタイミングで憑依状態になれることがメリットですが、せっかくの偽りの誓約のメイン効果のうち半分程度が戦闘準備のためだけに空費されてしまう上、憑依するタイミングを間違えると単に戦術スキルを無駄撃ちしただけになってしまいます。

また、偽りの誓約の「非戦闘状態で使用した場合戦闘状態に切り替わる」という挙動の重要な注意点として、既に戦闘状態で偽りの誓約を使用しても「戦闘状態の時間を延長する」ことはできません。
例として、憑依状態で非戦闘状態になり侵食ゲージが減っていく状況で偽りの誓約を使用すれば戦闘状態に切り替わり侵食ゲージの減少を止めることができますが、憑依状態で侵食ゲージが減り始める前に偽りの誓約を使用しても、戦闘状態の時間は延長されず、侵食ゲージの減少を止めることはできません。
致命的な状況としては、「憑依するつもりで偽りの誓約を使ったけれど、実はその前の戦闘状態が続いている最中に使ってしまっており、すぐに非戦闘状態になって憑依できないまま敵陣に突っ込んだ」ということも起き得ます。

総じて、偽りの誓約の副次的な効果を目的として使用するのは最悪の状況を回避するための予備策くらいに考えるのが良いかもしれません。

ビルド

メタは変わっていくので、dak.ggで上手い人を参考にしつつ自分好みにカスタマイズします。
憑依状態での戦闘がメインになるため、とにかくAD(攻撃力)を上げることでダメージと回復量を伸ばすのが主流です。
もちろんパッシブの回復だけで耐久することは難しいので、敵のスキルを避けるなり耐久力の高いビルドにするなりも必要です。
私はスキルを避けるのが苦手なので防御力寄りの装備にしています。それでもよく死にます。

装備

機動力を補う装備として、目標アイテムではマハラジャ・カルンウェナン、後半アイテムではソウルリッパー・フラガラック、また腕にヘリックス・月光ペンダントなどを採用していることが多く感じます。
他は割と自由ではありますが、ロングファイトになりやすいため治癒減少(治癒阻害)と、憑依のしやすさにもつながるためCD減少は25%以上積んだ方が良いように思います。

特性

メイン特性はADが伸びダメージ吸血で耐久性も底上げしてくれる吸血鬼が人気です。イアンは個別攻撃の機会が多いのも相性○です。
サブ特性は狂奔、肉食主義、鎮痛剤、食いしん坊が多いようです。
正式シーズン5以降は悪霊状態の攻撃も基本攻撃として扱われるようになったため、メイン特性アドレナリンに高めのASと電撃や情熱なども積んで、悪霊状態の瞬間的な破壊力を増すようなビルドも楽しいです。が、R依存度が高くなり安定しにくい印象で、上位帯で使っている方も見かけません。
なお、例外的にメイン特性アクセルレートだけは悪霊状態の攻撃で発動しないようです(2024/09/19時点)。パッチ1.31で修正されました。

短剣スキル

短剣スキルは人間状態でしか使用できず、憑依状態や悪霊状態では使用できません。
短剣キャラ全般で使用できる動きとして、突進スキルを使用した直後に短剣スキルを使用することで、ステルス状態のままエンゲージや逃亡ができるというものがあります。
イアンの場合、侵食ゲージを貯めて憑依状態になる前の最後の人間Eを撃った直後に短剣スキルを使うことで、ステルス状態で突進しつつ憑依状態に移行して奇襲する動きが強く感じます。
敵のカメラが設置されているとステルスが看破されてしまい、単に突っ込むだけの動きになってしまうため、事前に敵のカメラを破壊するかEMPドローンで無力するかして視界が取れていないことを確認してからステルスするのが重要です。

戦術スキル

上位帯ではほぼブリンク一択ですが、私はゲージ管理が苦手過ぎて偽りの誓約が手放せません。

雑多な覚書

小ネタ

  • ハイパーループでワープする前に野生動物を攻撃して反撃を受け続けることで、侵食ゲージを保ったままワープして急な戦闘に備えることができます。

  • 憑依状態になると、人間スキルのクールダウンは全てリセットされます。

  • 憑依QWEが全て範囲攻撃なのでダメージ吸血の効果を受けづらい(範囲攻撃は吸血効果が1/3に落ちるらしい)です。

  • 悪霊状態の攻撃は基本攻撃扱いですがスキルダメージでもあるため、メイン特性の献身などが発動します。

  • 悪霊状態でガーネットに処刑されても人間状態に戻れます。メイデンの中で悪霊状態が切れた時の挙動は不明です。メイデンの中で悪霊状態が切れた時はちゃんと処刑されて死んでしまうとのことです(お知らせいただきありがとうございます)。

人間Q

判定がかなり細い上に短いですが、当ててクールダウンを減少させることがゲージ管理の上で非常に重要なスキルです。

人間W

敵にスローを付けたい時に役立ちます。広い攻撃範囲を活かして敵に確実にとどめを刺したい時にも。

人間E

突進が始まるまでは発生保証が付いており、突進前の溜め中にレノックスの鞭で引っ張られたりしても強引に離脱できる強力なスキルです。
壁越えにも使用でき、2連続使用は逃走や追撃に便利です。

憑依Q

イアンのスキル中では最長射程ですが、前硬直も後硬直も長いのでタイミングは考える必要があります。

憑依W

メインの攻撃スキルであり攻撃範囲も広いですが、発動硬直もあるのでちゃんと当てる必要があります。

憑依E

攻撃判定が2回あり、引っ張り(ノックバック)の判定が発生するまで多少のラグがあります。
攻撃範囲が狭いですがダメージが高く、また敵の詠唱を中断したり味方からピールするために使うことも多いです。

憑依R

短距離ですが移動スキルなので薄い壁なら越えられます。
発動した瞬間の対象指定不可状態や悪霊状態の恐怖付き攻撃をメインに考えがちですが、R発動時の範囲攻撃を当てるのも大事です。
悪霊状態で走っても敵から逃げられそうにない時などは、悪霊範囲円の内側ギリギリで倒してもらって人間状態に戻ってステルスして逃げようと試みることもあります。

終わりに

ここまで読んで下さってありがとうございます。
何か思い出したり思いついたりしたことがあれば追記するかもしれません。
ご意見やご指摘等あればXまでご連絡頂けると嬉しいです。

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