また来るね

少し前に、Xのラーメン垢でフォローしている方のnoteの記事を読んで、非常に興味深い事が書いてありました。

BARという種類のお店で、2回目の訪問が無かった時の考察などについて書かれています。
自分には当てはまらない部分もあるが、自分の行動はどうであったかを考えさせられたのです。

以下、BARについての個人的な見解を書いてます。BARに興味のない方はスルーお願いします。



関東在住の私がBARに行くのは、仙台出張のときがほとんど。
地元に行きつけのBARはない。
北海道や浜松でもBARには行ったが、定期的出張がないので、また来ますと言ったことはない。

仙台にある老舗のオーセンティックバー。BAR初体験でそれから十数年通ったお店は、残念ながら今はもうない。

10年ちょっと前に、そのお店にサポートで入っていたバーテンダーさんが独立開業したお店に行ってみた。
また来ますとは言わなかったが、2回目は無かった。その当時に行かなかった理由は、
何かちょっと違う
というアバウトな理由。
今思い返してみると、理由は明確で、店が違う=雰囲気が違う
という事。
元のお店でそのバーテンダーさんに作ってもらったお酒は同じだし、会計が全然違うという事もない。飲んでいるお酒以外に違うのは、お店の作りや内装と、元のお店のバーテンダーさんが関与していないという事だけだと思うのです。
今はなき元のオーセンティックバーのバーテンダーSさん。Sさんが近所に別の飲食店を開業した時にサポートに来てたバーテンダーのKさん。
Sさんが別の店舗を立ち上げてる間はKさんが1人でお店を回してた。
そこで飲んだお酒と、新たにKさんが開業したお店で、何が違うのだろうかと今更ながら考えてみると、上記の結論に至ったのです。

当時は、そんな理由で2回目が無かったわけですが、BARに行き慣れた(少しだけ)今なら、他にも色々な理由がある気がします。自分なら次の3点。
・好きなお酒の種類が少ない
・店内が騒がしい
・バーテンダーさんと合わない

一つ目のお酒の種類については、そのお店の方向性と自分が合うかどうかの話。私はジンも好きなのですが、タンカレーやゴードンなど定番は当たり前にあるが、桜尾や欅など国内クラフトジンも幾つかは置いてほしいとか我儘な事を思ってしまう。ジンに限らず、オーソドックスな品揃えは当たり前で、BARごとの推しがあるお店のほうが魅力的に思う。

二つ目は、お店の広さと混雑具合にもよると思う。テーブル席が多いと自然と煩くなるし、人数制限しないお店も然り。もちろん、お客さんを多く入れて回転させない事には売上や利益が確保出来ないのは当然なのですが。個人的には、カウンターは5〜8席と、テーブルはあっても2〜3人席が2つくらいがベスト。BGMは会話を邪魔しない程度の軽いジャズが希望。それで経営が成り立つかはわかりませんが。

三つ目は、相性。
作ってくれたカクテルの味はもちろん、バーテンダーさんとの会話の相性が1番大事。こればかりは経営努力ではなく、バーテンダーさんの姿勢などによるのかもしれない。

そんな感じで、今通っているお店は、
個人的にベストなお店です。
カウンター8席のみ、テーブル席無し。4人以上お断り。
BGMは音が小さい。
バーテンダーさんの気遣いが凄い。
水割りが今まで飲んだどのお店より美味しい。

一つ目と二つ目は、すでに書いた通りで。
三つ目の気遣いは、何気ない会話から、自分が好きそうなお酒を提案してくれたり、嫌味にならない程度のお酒の知識を教えてくれたり。何より顔と名前をすぐに覚えてくれた事が嬉しかったりする。

四つ目の水割りは、初めて飲んだ時に感動した。こんなにスッと入ってくる水割りは飲んだ事が無いと思った。
普通はグラスに氷入れてウイスキー入れてステアして水を入れてステアだと思います。でもこのお店のMさんは、違う一手間を掛けていて。作り方の詳細は書きませんが、本当に美味しくて。ソサエティボトルも数多く並んでいるのですが、今はまだ普通に流通しているボトルで満足しているし沼にハマりそうなので飲んでいません。

外に飲みにいく回数が少ないし、出張の時くらいしかBARに行かないので、行きつけのお店を増やすのは難しいけど、こんな感じでBARを楽しんでます。
きっと少数派なんだろうと思いますが。

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