「冬と春」「桜月」 執筆所見 #3
みなさま、こんにちは。やみです!
一昨日くらいから続々と作品を投稿していますが、お楽しみいただけていますでしょうか?
何回かに一度、ライブでいうところのMCのような感覚で、執筆した上での所見を書いていこうかと思います!
開始2回は「冬と春」(backnumber)、「桜月」(櫻坂46)の考察小説をお届けしました。
両作のテーマに共通するのは、「春」。暑さに打ちひしがれそうになる今だからこそ、自然の移ろいへ敏感になれる季節からテーマを選択しました。
題材にした理由については、両作ともにビビッときた!、と言ってしまえばそれまでなのですが、書いた理由や考察の背景など、さすがにもう少し言語化します。極力ネタバレは避けます。頑張ります。
桜月は、大前提、メロディーがとても美しい。桜の花びらが舞うような儚さ、それでいて強い意志を感じられるメロディラインです。歌詞からは、微細かつ若々しい、青春の色を感じ取りました。曲調にも表現される儚さの中にある、誰にも流されまいとする意志が、どこか思春期の移ろいと混ざり合い、考察小説も高校生が主人公となっています。散ってしまうからこそ、そこに儚さを感じて、印象的な場面として残る、ということですね。
一方冬と春は、もう少し時代が下ります。テーマは失恋。題名が冬と春になるので、こちらも季節の移ろいを謳った曲です。
この曲は、正直1回聞いただけで、執筆欲なるものが疼きました。絶対書きたい、と思いました。
曲の美しさもさることながら、注目したのは、なんといっても歌詞の凛々しさ。脆さの中にある凛々しさです。コンプレックスをひた隠すような、でも腹に眠る反骨精神のような。主人公は下を向きながらも、前に進もうとしているんですよね。でもどこか、とらわれている。
人間味のある多方面からの葛藤が、歌詞に強く表れていると感じました。
考察小説でもそのジレンマをより深く読み解きながら、自分なりに解釈を加えて筆を執った次第です。
冬から春にかけての儚さを綴った冬と春、青春の門出を謳う桜月。同じ季節でもかなり異なる解釈が、個人的にはお気に入りです。
お暇なときにでも少し、のぞいてみてくださいね。
やみ。