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【見るか迷ってる人へ】「実写版ワンピース」を忖度なしでガチレビュー【Netflix】【感想】

以下の記事はYouTubeに投稿した動画の台本になります。


目次


制作費200億円?

皆はワンピースの実写ドラマもう見た?

予告編の映像を見た時は不安しかなかったよね。

ドラゴンボールやデスノートみたいに、ハリウッドがまた数百億円をドブに捨てて視聴者に不快なものを見せるのかと思った。

でも、今回の実写版ワンピースは、結論から言うと普通に面白かった。

ワンピース好きでも安心して見られる作品だと思うし、

海外のレビューサイトでもかなり高評価だ。

ただそれでも、気になった点がいくつかあるので、今回はそれを踏まえてレビューしていきたいと思う。


USJのキャストに見える

このドラマを一言で言うなら、映像が安っぽいアベンジャーズだ。

アベンジャーズはアメリカのコミックを実写化して成功したパターンだけど、今回のワンピースは日本の漫画を実写化して成功したと言える。

しかし、映像はかなりアベンジャーズに劣っていたので見ている時に違和感を覚えると思う

例えば、髪の色。

オレンジはまだ、海外に赤だったりブロンドの人がいるから許せるけど、緑やピンクはちょっと違和感があるよね。

だから真面目にドラマを見てしまうと、この大海賊時代に毎週毎週、綺麗に髪を染めてるのかな?とかついつい考えちゃう。

時代が中世なのに服装が現代風だから気になっちゃうんだよね。

さらに、カヤの執事メリーやネズミ大佐も実写化されていて、頭にカチューシャを着けてるんだけど、これは某夢の国で楽しんでいる人にしか見えなかった

カチューシャをを着けたままアーロンに「賄賂を増やしてくれ」とか、割とシリアスな場面を演じているんだけど、見た目とのギャップでついつい笑っちゃった。

この見た目ならチュロスとポップコーンを持っている方が似合うよね。

他にも、船が沈没しそうだからと何の迷いもなく樽に入って海に飛び込むルフィ、刀を口に加えるゾロ、魚人の見た目など、漫画では気にならなかったところが実写になるとどうしても気になっちゃう。

なんかめちゃくちゃ豪華なUSJのショーを見てる気分になるんだよね。

だから頭のスイッチをファンタジーモードに切り替えないと、最後まで見られなかったという人もいるかもしれない。

『タクシードライバー』など複数の名作の監督をしてきたマーティンスコセッシがアベンジャーズに対して、「あれは映画ではない。テーマパークに近いものだ。」と発言したように、原作を知っている日本人からすると実写版ワンピースはかなりテーマパーク感、USJ感があった。

日本人としてアベンジャーズ、マーベルコミック系の映画を見ると演じてる人も外国人だから、ある種、異世界、アニメの延長線みたいな感じで受け入れられるけど、自分がもしも海外生まれで、付き合う人も自分の見た目も白人だったり黒人だったりしたらアベンジャーズもコスプレCGバトルにしか見えないのかもしれないな、と今回の実写版ワンピース見て思った。

それくらい違和感がある。

でも、真面目な映画ではなくて、豪華なアクションショーが映像化したと考えれば普通に楽しめると思う。

それは脚本が綺麗にまとまっているからなんだよね。


名シーンが実写化

今回のドラマは全8話で、ルフィが冒険を始めるところからアーロンを倒してグランドラインに入る直前までが実写化されている。

漫画の11巻が、たったの8時間に綺麗に収まっているから素晴らしいんだよね。

ワンピースの名シーン、例えば「シャンクスがルフィに帽子を渡すシーン」「背中の傷は剣士の恥だ」のシーン「ルフィ助けて、あたりまえだ!」のシーンなどを実写で楽しむことができる。「実写版のワンピーを見たい」という人だけじゃなくて、「ワンピースを改めて復習したい」という人にもおすすめだ。

そしてさらに、実写ならではの良い改変がされている。

まず、コビーの成長が見られる。

原作だとルフィがコビーと別れてから、かなり長くコビーを見られなかったけど、ドラマ版だとコビーの成長も見ることができる。

仲間が増えて懸賞金がつく海賊として成長するルフィの物語と並行して

弱々しくもヘルメッポと一緒に成長し、自分なりの正義でガープにも正義を貫けるようになるコビーの物語が同時に展開される構成になっているんだよね。

無愛想だったヘルメッポがコビーにデレるところは特に見どころだと思う。

原作者の尾田先生も監修に入っているので、コビーとヘルメッポはこうやって成長したんだなと想像しながら楽しめる。

そしてドラマを見た人ならわかる1番笑えるシーンはカッコつけたヘルメッポだと思う。

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