【11】大手ゼネコン設計部の東京生活日記その①
朝の通勤
おはようございますこんにちはこんばんは、リトルポパイです。現在、大手ゼネコンの設計部で2年目として働いています。
今までは実家も大学も1年目社会人も地方で働いてきましたが、今は東京生活をしています。今の私には習慣がありまして、朝はもずく酢を一気飲みしてから出勤します。この小さな習慣が、東京という巨大な都市で活力を保つためのささやかな抵抗なのかもしれません。通勤電車との向き合い方も、最近わかってきました。3分おきに来る電車のリズムを利用して、あえて人口密度の低い車両を狙う。急がず次の電車を待つことで、座れなくても窓際の壁に寄りかかれる場所を確保でき、そこで英語の勉強をして時間を有効活用しています。これぞ田舎人の知恵というやつでしょうか。
駅に着くと、スーツ姿の会社員たちが群れをなして歩きます。私もその一人ですが、観光に来た外国人に「死んだ魚のような目」をしているとは思われたくありません。「自分の意志でここにいる」という自負を持って、胸を張って歩くようにしています。
仕事と帰宅後の生活
設計の仕事には、自分の工夫で工事の材料費用を削減できるというやりがいがあることに気づきました。仕事とは与えられたものをこなすだけでなく(←よく聞くやつ)、発注者や現場の期待を超える設計を考えることなのかもしれません。
帰宅は夜8時〜10時頃。(18時退社するときもあるよ)近所のスーパーは既に閉店しており、半額惣菜は諦めて牛丼かカレーで夕食を済ませます。疲れ切った頭では、帰りの電車では脳死しています。
東京での生活の実感
東京では電車の広告や選挙活動など、様々な情報が否応なく入ってきます。情報過多です。
しかし、地方勤務の時と比べて外出意欲が減退しました。東京は何でもあるからこそ、かえって何もしたくなくなるのです。選択肢が多すぎて、一つの決定にも大きな精神的エネルギーを使ってしまいます。牛丼かカレーしか食べないのもそれが原因です。(心理学でパラドックス・オブ・チョイスというそうです)
地方での生活は、渋滞を気にせずドライブを楽しめたり、海岸線や山道での景色を楽しめたりと、のびのびとした要素がありました。東京の利便性は、「不便さを楽しむ」機会を奪っているのかもしれません。
結論として、私は地方での生活の方が精神的な充実感がありました。次の異動では、地方がいいですね。