私が知財の勉強を始めた理由
こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。
知財勉強会
店舗専属のPOPライターをやっていたころの仕事の流れとして、売場スタッフからPOP依頼書をもらう⇒それを元にPOP作成をする。
POP依頼書には細かな指示もあれば、商品についての他に用紙のサイズや向きなど最低限のこと以外はPOPライターにお任せというパターンもある。POP依頼者の個性が見られて楽しい。
POP依頼書のままPOPライターはPOPを作成する。
そうなんだけれども…
「某人気キャラクターのイラストを入れてほしい」と言われても著作権の関係でお断りしなければならない場合がある。
イラストだけでなく雑誌の切り抜きも含まれるが、薬や特保でもないのに効果効能が書かれた文面も知財にひっかかる。
知的財産(知財)にひっかかるPOP依頼があっても、POPライターが事前に阻止が出来るように言われた。つまり…
知財の勉強をしろ!
そういうことだ。
質問しても意味が分からない
何が知財に引っかかって、何が知財に引っかからないのか…全く分からないので知財関連の部署に電話で質問しまくった。
しかし、説明してくれる言葉が分からない…
知財といえど「著作権」以外にも「特許」「意匠」「商標」などが含まれているが、その違いすら分からない。
どうやって知財を勉強していいのか分からないので、とりあえずネットで調べたら「知的財産管理技能検定」というものがあり、受検も含めて勉強することにした。
テキストを開くとさらに分からない言葉が出てくるので、辞書でその言葉を調べながら知財の勉強をするという効率の悪い勉強方法を1年続けて3級を取得。
その後、フリーランスになってからも知財検定2級にチャレンジして取得はしたものの、どの資格でもそうだが知識はあっても実践に役立てなければ意味がない。
法改正はあるのでどう変わったのか知ることも必要だが、特にネットに関わる著作権の法改正がどんどん厳しくなっている。
POPと著作権
商品について自由に思っていることを書いたり、少しでも目立つようにイラストや写真を入れたりするとPOP作成は楽しい。
POPについて教える立場でもあるが、著作権について触れると「POPを書くのが楽しくなくなる」と言われる。
私だってそうだった。
「この表現は使っていいのか?」と調べながらPOPを作成するのは時間がかかる。それでも調べないといけない。
昔は店舗にPOPを貼る、それをお客様が見るだけだった。
今では「こんな商品見つけた!」と商品を店内でスマホ撮影し、それをSNS投稿する。店内撮影がOKであれば問題はないが、そこに映り込んでいるPOPをチェックされる場合がある。
あるいは、POPが可愛いから写真撮影をしてSNS投稿というパターンもある。自作のPOPをSNSに投稿するのも含まれる。
著作権を侵害しているといきなり訴えられることはないだろうが、忠告を無視して続けていると個人の問題だけでは済まない。
POPを勉強する人に事細かく知財について話はしないが「例えば●●のパターンは…」のように身近な話を加えながら少しでも知財について関心を持ってもらえることが私の課題。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!