凝ったPOPの落とし穴
こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。
可愛い、でも…
アナタはPOP作成にどれだけ時間をかけていますか?
5分以内で作る方もいれば、A4サイズの用紙に1時間ほど掛けて凝ったPOPを作る方もいるでしょう。アナタのお店で「この商品をイチオシしたい!」そんな商品には目立つように、大きなPOPでアピールするのは効果があります。
美術作品のようなPOPを否定はしません。最近では、店頭のブラックボードも素敵なものをたくさん見かけます。しかし、その作品がお客様にとって読めるPOPなのか…これがポイント。
上の写真はフォントも含めて(私にしては)時間をかけて作成したPOP。色にもこだわりました。キチンと読めるようなPOPに仕上げました。一方、下の写真は用紙の色を除いて3色のマーカーしか使っていません。
どちらが『パッと見て読めるPOP』ですか?
今、スマホやタブレット等でこのblogを見てもらっていると思います。画面とアナタの目の距離、あるいはそれ以上の距離でお店のPOPを見ています。これはお客様に限らず、POPを書いているアナタ自身がお買い物をするときも同じですよね?1枚ずつ店内のPOPを立ち止まって読んでいる人はいません。ある一定の距離からPOPを見ています。
だからこそ、『パッと見て読めるPOP』が必要!
つまり、シンプルすぎると思っていても、それはお客様にとっては『パッと見て読めるPOP』であれば、POPの大きな役割を果たしています。
「可愛いPOPにしたい」「アート作品のようなPOPにしたい」…そんな憧れがあるのはいいことです。しかし、それがパッと見て『読めるPOPなのか』をチェックしてみてください。
これはPOP初心者だけではありません。POPに書き慣れた方でも「こだわり」が強すぎる傾向があるのは読みにくいPOPになることがあるので要注意。時々でいいので、自分のPOP作品に対して客観的に見る機会を作ってみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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