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朝に変化球、ばっちこい
みなさま、こんにちは。
ずーん。
目覚めて、ずーん。胸がドドドッてする日がありました。
寝室の壁に引っかけた非常持ち出し袋が、人影に見える。ひー。いつもの朝と違う、びくびくこわい気分がまとわりつくの、なんででしょう。
うーんと、えーと。あ、いたいた、思いあたった。
ずーん、ドドドの正体はNetflixで観た「グッド・ナース」の余韻です。
これを観た日、私はべっしゃんこになりました。
いつもの朝じゃない日、ときどき来ます。例えばこんなことが。
「カァ、カァ、カァー。」カラスさん元気だな。
「カァ、カァ、カァ、カァ。」朝ですね。大きい鳴き声だ。
「カァ、カーッ。カァッ!」え。
窓を開けたら、目の前にビッグ、ブラック、カラス、ダブル。
我が家のゴミ袋を、ざしざしとくちばしで開封してました。お仲間を呼んでトリプルになりそう。
わかった。賢いのはもう重々わかったよ。でもそれはゴミでごはんじゃない。ここはお食事処じゃないです。
ぴしゃんと窓を閉めたらば、バッサバッサとカラスさんたちは小移動しました。
夫さんに電話して、ことの顛末を話すと「戻れるから様子を見に行くよ。」って。ここで私は我にかえりました。仕事の邪魔したらだめなんです。すでに邪魔してるんですよ、あなた。
自分で対処だ。箒とちりとりを持って玄関を出ると、小移動したところにカラスさんはまだいる。近づきたくない。
でもこのままにしておけるわけがない。私はゴミを片付けたいです、それだけです。
ちらっと上を見たら、電柱にとまったお仲間がこちらを見てまして。
「カァーッ」て何か言ってる、じゃなくて鳴いてる。どうか気を鎮めていただいて私のあたまをざしざし、しないでね。
震える手でゴミを集め。
小ゴミ運び中のカラスさんに、それ我が家のですのでとそろり近づきました。カラスさんは小ごみを置いて飛び立ちます。素早く回収した。
ゴミをまとめて袋をびっとしばり、ネットを慎重にかぶせたら一目散に家の中へ。カラスさんの再訪はありませんでした。
夫さんが帰宅後、カラスさんと友達になれるか相談しました。
「それは無理だ。」とのこと。そうか、無理か。
この日からゴミをネットではなく、ボックスに入れるようになりました。