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どういうシロップ?

みなさま、こんにちは。

夫さん、まだパンツを買っていません。穴あきパンツは現役です。
このまま黙って見守ることにしました。お尻が丸見えでも、ズボンがあるからきっと大丈夫。

さて、夫さんと車で出かけたときに信号待ちで、野菜の無人販売が目に留まりました。たくさんの野菜が並んでいるのを見て夫さんは、
「季節のお野菜いかがですー。大根、にんじん、じゃがいもー。」と私の目をまっすぐ見て歌い出しました。お薦めする手を添えて。
歌い終わってもずっと私を見ています。私もずっと夫さんを見ながら、今の時期のお野菜はなんだろう?と思いまいた。大根かな…?季節の野菜が思い浮かびません。

夏がようやく終わって涼しくなり、寒い日もあることで私の体は喜んでいます。たまにはというかもう少し、気候以外で季節を生活に馴染ませたら、彩りが生まれるんじゃないかと思いつきました。今までそういうことすごく面倒くさかったです。

この間、夫さんに「紅葉、見に行こーYO!」と誘われました。
「よー」が「YO」になる言い方で。「紅葉ってはじまってるの?」と聞いたら「はじまってるっしょ!」と即答です。本当?
もみじ狩りに出かけて葉っぱを集め、額に入れて飾るのもいいかな。どんぐり拾ってお絵描きとか?松ぼっくりでリース作りやら。夫さんの作品が楽しみです。

ある日のお出かけに、夫さんはカフェオレを水筒に入れてくれました。
「いただきます。」と私が飲もうとすると「熱いかもよー。こわいね、こわいねー。」って脅してきます。
恐る恐る飲むと、ちょうどいい温度でおいしかったから夫さんにそう伝えました。すると夫さん「ちーちゃんが飲みやすいように、コーヒーを器に移していい温度になるまで冷ましたんだよ。すごいでしょー。」すごいです。
コーヒーを淹れるときあれば、そういう人に私はなりたい。わりと真面目に。

夫さんはたびたび、シロップに私を漬け込むような、私の体にシロップを流し込むような。しかもそのシロップの味や色を、その時その時で変えているような。濃さも変えているような…。比喩なのに現実っぽいのがちょっとゾクゾクします。



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