備忘録:新入社員代表挨拶の考え方
数年前になるが、運よく新入社員代表挨拶をさせていただいた。
文面を考える際に、あまりよく参考になるものがなかったため自分なりにまとめておきたい。
初めに
まずは、内定承諾おめでとう。人生の選択を進めたあなたは素晴らしい。
そして、これを読んでいるということは、新入社員代表挨拶に選ばれたということだろう。おめでとう。本稿は、新入社員代表挨拶を任された人向けに、まず考え方と全体的な構成、次に例文を書いていこうと思う。
必要なところだけ読んでくれれば良いと思う。
考え方
会社を選んだ理由を自分の体験と共に書けば問題ない。
会社の強みや経営理念/行動指針などに絡めて文章を作れればなお善し。
会社の役員に対して新入社員を代表して言葉を述べるため、できる限り腰を低く、こんな素晴らしい会社に入れて誇りに思っていますという気持ちを前面に出すことが大切だ。
聞いてくれる相手はこれから一緒に働く同僚であり、評価してくる上司であり、仕事を教えてくれる先輩だ。あなた方が働いている会社はこれだけ素晴らしい!だから私もその一人になれて嬉しい!と言われて嬉しくない人はいない。
全体的な構成
①入社式開催の御礼
②なぜこの会社を選んだのか
③入社してどうしたいのか
④ご指導ご鞭撻のお願い
⑤締めの言葉
⑥日付と名前
例文
例文部分は少し個人的な話もあるため、有料記事とさせていただいた。
興味があれば読んでみてほしい
最後に
最後に夢がないことを言うが、新入社員代表挨拶に選ばれたからと言って何か特別なことがあるとは考えない方が良い。大きい会社になればなるほどその傾向が強い。私自身、十数万人規模の会社で代表に選ばれ、挨拶をした後も他本部の本部長から近年稀にみる代表挨拶だったとお褒めの言葉をいただいた。
だが、その後本配属された後に何か繋がっているかと言われれば皆無だ。強いて言えば、同期からの尊敬の念と上司からの過剰に高いハードル設定だ。
だがしかし、この仕事を任される社員は年に一人しかおらず、経験者も会社の創立年数分しかいない。あなたは面接が大変すばらしく、人事からの心象も良かったのだ。この一点のみは自分を誇りに思い、自信として良いと思う。
これから実務を経験し、楽しいこと辛いことを経験すると思うが、頑張って欲しい。
あなたの新たな門出に少しでもお役に立てたなら幸いだ。