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honochan
何かのせいにするな
人は皆、自分が可愛い。
自分は悪くないと思いたい。
だから、うまくいかないことがあると、その責任を自分以外の何かにぶつける。
「〜のせい」
私はこんな人を「3Dせい人」と呼ぶ。人のせいにする人は、必ず最初に「でも」「どうせ」「だって」を付ける。だから、3つのDで3D。
人のせいにしても、時代のせいにしても、環境のせいにしても
私が変わらなければ、私を取り巻く世界が変わることはない。
それでも、人は「自分が変わること」を嫌がる。
だって、私は悪くないから。
そんな私に響く言葉を紹介します。
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[自分の感受性くらい]
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
自ら水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
[自分の感受性くらい] 茨木 のり子著 花神社
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自分の感受性は自分で守る
そのプライドを持ち続けたいものである。
原因の矢印を自分に向けたところから人生は変わり始めるのだ。
今日も私は、そんな自分とともに自分の道を歩いていく。
今日もnoteを読んでいただき、ありがとうございます。