地球に車輪をつけてもインドには行けない

嘘だろ!信じられないよ! 
嘘だと言ってよ!  
そんな事があるわけないじゃないか!


14歳の春  

絶対インドに行くぞー!!! 

母「またインドインドってそんなことより宿題宿題!」

インド行くから俺!

母「ふぅ。私には言えないわ。」

翌日 

僕は朝いつもどおりの時間に目を覚ますとそこには母ではあるものの大分インドよりの母がいました。いやインドが立っていたかもしれません。 

母らしきインドなのか?インドらしき母なのか? 
どっちにも見える。

ただは一つやけに気になることがあったのです。

母らしきインドなのかインドらしき母なのか「ふぅ。疲れたな。」

やけに汗をかいていました。

そして母らしきインドなのかインドらしき母なのか分かりませんがその母らしきインドなのかインドらしき母が私に向かってこう言いました。


母らしきインドなのかインドらしき母なのか「与那覇だ」


与那覇?

私は尋ねると

「私は与那覇だ。」

え?うちの名字は佐々木。
じゃあ母じゃない。

となると…


沖縄の人? 


与那覇さん。沖縄の人に多い名字だ。
ここは神奈川。ここ近辺に与那覇さんはいないし知り合いにもいない。

え?沖縄から来ましたか?と尋ねると

与那覇「あ~そうだ。」

え?どうしてここに来たんですか?と尋ねると 

与那覇「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」  


よ、与那覇…

嘘だろ。嘘だよな?

与那覇「本当だ。」

嘘だろ!信じられないよ! 
嘘だと言ってよ!  
そんな事があるわけないじゃないか!


僕は14歳の春まで地球に車輪をつけたらインドに行けると信じていました。  


そ、それなのにどうしてこんな今朝っぱらからわざわざ沖縄から来てまでして僕の夢を壊すのか。
理解ができなかった。

与那覇「私も辛いよ」

下を向いてる僕に与那覇が言いました。
そして与那覇が続けて僕の肩に手をポンと置きこう言いました。


与那覇「私は君の母を抱いた。」


は?   


与那覇「好きになったんだ。それも私の方から。君の母が結婚していて旦那とそして君がいることも知っていたさ。だけど…好きになったんだ」


不倫じゃねーか。
与那覇コイツ一体何なんだ?
だんだん腹が立ってきた。

与那覇「私も辛いよ」     

何が辛いんだよ!

僕は声を荒げて言いました。

与那覇「私は君の母を抱いた。もうこんな関係止めにしようそう君の母に言われたよ。
でも私は好きになったんだ。どうにかこの関係を続けたい。君の母にどうにかこのままの関係を続けるにはどうしたらいいか訪ねたよ。
そしたら君にこれを伝えてくれって言われたんだ。」  


それってもしかして…    


与那覇「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」


え?どうして!?
どうしてお母さんは僕にこれを伝えるように与那覇に言ったんだ!?

与那覇「お母さんどうしても言えなかったって言ってたよ。いつかこの事を伝えなきゃって思ってたらしい。お母さん君に地球に車輪をつけてもインドには行けないってずっと気づいて貰いたかったらしい。そしてその代わりに今日私が言いに来たんだ。」


別に地球に車輪をつけたらインドに行けるって信じるのなんて僕の勝手だろ!関係ないだろ!


与那覇「君インド、行こうとしてるだろ?」

え?
そ、それは

与那覇「地球に車輪をつけてインドに行く準備してるだろ!」    


ど、どうしてそれを…

与那覇「最近ずっーとなんか傾いてる」    

いや、え?

与那覇「君既に片輪つけたろ!」     


ば、バレた!


与那覇「バレたじゃないよ!君ね考えてみ!世界に迷惑かけてるのよ。地球に片輪つけたら世界中の人今皆ちょっと傾いてんのよ。さっさと外してきなさい!」   


じゃあさみんなでインド行けばいいじゃん!地球に車輪つけてみんなでインド行こうよ!  


与那覇「行きたくない!」   

え、え?

与那覇「誰しもが皆君みたいにインドに行きたいわけじゃない!そしてなにより…」

なにより?

与那覇「地球に車輪をつけてもインドには行けないんだよ!」 


それは与那覇調べだろ!
情報提供者与那覇じゃん!それとも与那覇ペディア?与那覇chの情報だろ!

与那覇「確かになぁ!確かにあくまでこれは地球に車輪をつけてインドに行こうとしたことのない人間のおおよその予想だわな。」

そうだろ!誰も地球に車輪をつけてインドに行こうとしてないんだ!
失敗例がないじゃないか!

与那覇「わかったよ。行ってこい!この話を私以外に話しても与那覇chじゃなくてもみんなそんなの無理だって言うだろう。だけど私は君の熱量に負けた!君ならできるもしれない!行ってきなさい。
そして何より早くもう片輪つけてこの微妙に傾いた状態をもう止めにしてくれ!まあ一番はその片輪を取り外して元の状態に戻してくれる事だがそれ今もう言うとこじゃないな!
君…名前は佐々木カズキくんだったよね?
カズキ頑張れよ!!!」 


うんありがとう!頑張るよ!
あれ?でもどうして僕の名前を知ってるんだ?

与那覇「私は君の母を抱いた。好きになったんだ。君の名前もマユコから聞いたよ。だってもしかしたら私が本当のパパになるかもわからないからね!」 


よ、与那覇…

クソだな!!!




与那覇に腹を立てながらも僕はその後地球に車輪をつけてインドに行こうとしました。

宇宙につき地球にもう片輪をつけようとするも以前つけた片輪を既に取り外す作業が行われてました。

ちょっと待って!僕もう片輪つけてインドに行くんだ!と言いました。

作業員「いやでも外してくれって頼まれたんで。」

え、誰にですか? 


作業員「与那覇」   


よ、与那覇!?

じゃあもう一度つけさせてください!インドに行くんです!

作業員「ダメだよ!そもそも地球に車輪つけるのは禁止だ!」

地球に車輪をつけるのは禁止?聞いたことがない!

僕は力づくで地球に車輪をつけようとするも作業員に押し退けられ遠くに飛ばされてしまいました。


ピューーーン


まずい何かの星にぶつかる!


何かの星の中に僕は入りました。



与那覇「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」
与那覇2「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」
与那覇3「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」
与那覇4「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」
与那覇5「地球に車輪をつけてもインドには行けない!」



与那覇ファイブでしたとさ。











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