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夏祭り

娘の保育園の夏祭りに参加してきました。
コロナ禍で出来なかったけれど、やっと開催できました。
行くのが怖かったり、知り合いに会うのが不安でしたが、行ってよかったです。
娘の最高の笑顔と、かわいい踊りと、なにより保育園の先生達や役員の方の協力のもとに大成功した夏祭りに感動しました。


わたしの住む町には、ねぶたの風習があって、こどもねぶたの運行があります。
ちいさな子供たちが頑張って、ラッセラー!ラッセラー!と大きな声で引っ張り歩く姿に感動しました。それを引き出してあげる保育士の先生たちの姿にも。無事に運行できるよう準備や誘導をしてくれた、役員の保護者の皆さんにも。

夕方からの夜店と夕涼み会では、普段見ることのできない姿を見せてくれたり、娘の笑顔を見る度に、あぁ、ここの保育園に出会えてよかった。と心から思いました。

トラウマ治療とカウンセリングをしていた東京から地元に帰ってくることは、自分が決めたことです。
知人がたくさんいること、切っても切れない様な感じで、トラウマと向き合い続けないといけないこと、それが辛いと感じることも多かったですが、ねぶたや地元の音頭や小唄のお囃子を聞いて、帰ってきてよかったと思った自分がいました。

性虐待や性犯罪被害によって奪われた、わたしのこの町での幼少期。思い出せなくなってしまった思い出。口に出すことも出来なくなった、足を運べなくなった、この町。たくさんのことが蘇って、泣きそうになるのを堪えました。

娘に思い出としていっぱい、景色や、空気や、音や、色が、においが、残って、大きくなったときに、娘を強く支えてくれますように。
自己肯定感や、楽しかった気持ち、周りの笑顔、一生懸命踊っている姿を、パパもママもちゃんとみてること、この日の思い出が、いつの日か、私たちの手を離れたときに、苦しいこと辛いことがあった時に、娘の背中を押してくれますように。

そして、あの時、引越しの日に、この町で暮らして過去と向き合いながら自己治癒に繋げたいと思った自分に、「大丈夫だよ。少しずつ取り戻せるよ。大丈夫。」と言ってあげたい。

離人がすこし和らいだ、そんな日でした。
忘れないように書きました。