衝撃のラストにひっくり返った、"まぶしくて〜私たちの輝く時間〜。
設定が面白そう！って思って
気軽な気持ちで観たら
最後の最後にまさかの
大 ど ん で ん 返 し ！！！
かなり驚いた……
あらすじ
キム･ヘジャは小学生の時に時間を戻せる腕時計を手にする。テストで良い点を取りたい！寝坊をしたい！と些細なことで繰り返し時計を使っていたが、その代償に自分が周りより歳をとっていることに気付く。それ以降、腕時計は封印し、クローゼットの奥にしまい込んでいた。
25歳になりアナウンサーを目指しているヘジャは、記者を目指すイ･ジュナと知り合い、距離を縮めていく。
そんなある日、父が交通事故に遭い、他界してしまう。ショックを隠せないヘジャは何とか事故を防ごうと再び腕時計で時間を戻す。何度も時間を戻し、なんとか事故を防ぐことが出来たが転倒した衝撃で気を失ってしまう。目が覚めて父が生きていることを知り喜ぶが、周りの態度に違和感を覚える。鏡を見てみると見知らぬお婆さんが映っていた…。
急に老いるということでかなりファンタジーな作品で面白そうやなと思って視聴を始めました！
1話、2話ぐらいのヘジャとジュナの
お互いが気になり出して、
まだ恋人ではない距離感にキュンキュンした。
ジュナ役のナム･ジュヒョクがかっこよくて…♡
そしてそのままヘジャは父を助けてお婆さんに…
年老いたことを受け入れられないヘジャやったけど
いつしか同じ年代の人と友達になっていたり
今までの友人とも仲良くしてたりと
ほっこりする場面もあって、
周りに愉快な登場人物も多くて笑えた！
ヘジャは明るく前向きに残りの人生を
歩んでいくんですが、
ジュナの境遇が不憫すぎて観てて辛い。
母は蒸発、父は暴力的で金をせびりにくる、
唯一心許しているのが同居している祖母。
けどある日、
ジュナが父と警察沙汰の問題を起こし、
祖母は心労のため他界。
自責の念に駆られるジュナ。
自分の境遇を理解してくれたヘジャも突然消え、
記者の夢も諦め、詐欺まがいの行為をしている
広報館に就職。平気に振る舞う姿が痛々しい……
姿は変わって気付いてもらえやんけど
そんなジュナに何とか寄り添おうとするヘジャ。
けどジュナの立場はどんどん悪くなる一方で…
ヘジャの変わった姿に戸惑う家族との関係、
適応しようと頑張るヘジャの姿、
不幸な環境でくすぶるジュナ、
大きくこんな内容かな？
ジュナ役のナム･ジュヒョクの演技が
本当によかった！
憂いを帯びた表情とかがすごくよくて…
いなくなったヘジャを恋しがる姿も切ない……
そんなこんなで10話まで進み、
ジュナが気付いてくれて、
最後は元の姿に戻ってハッピーエンドかな？
とか予想しながら見ていたら
ラストにまさかまさかの大どんでん返しが！
このどんでん返しを味わうために
ドラマを観てほしい。
観る方は、ぜひネタバレなしでご覧ください！！！
崖からドーンと落とされた気持ちになって
一瞬思考が止まった。笑
今までにないラストでかなり驚きました。
最終回(12話)はめっちゃ泣いたので
ハンカチもお忘れなく…
ここ以降はネタバレしまくるので、
ネタバレ観ずにドラマ観る方はさようなら！！
といいながらもちょっと話はそれますが…
このドラマ観て思い出したのが、
"ライフ･オブ･パイ"という映画。
動物を積んだ船が難破してしまい、
ボートでトラと漂流することになった少年のお話。
避難ボートへは、
少年と複数の動物が乗っていたが、
ハイエナがシマウマとオランウータンを
食い殺してしまう。
程なくしてハイエナも身を隠していたトラに
殺されることに。
生き残った少年はトラと漂流することになり、
トラと対峙しながらもこの世のものとは思えない
幻想的な景色を体験します。
助かった少年は夢物語のような話を
沈没の原因を探る調査員に聞かせます。
しかし、調査員から事実を述べるように言われ、
少年は真実を語り出します。
避難ボートに動物は乗っておらず、船員、母、コック、少年の4人が。怪我で死んだ船員をコックは食し、コックは錯乱し、もみ合いになった末に少年の母を殺害、それをみて少年はコックを殺害。過酷な状況の中でなんとか助かったこと…。
少年＝トラだったこともここでわかります。
あまりに残酷な内容に調査員は動物の話を
信じることにします。
果たして、動物たちや幻想的な風景は、
極限状態が生み出した嘘なのか、
どちらの話も違和感を感じるところがあり、
どちらの話が本当なのか分からずに
映画は幕を閉じます。
話はだいぶ逸れて長くなりましたが、
これも同じく衝撃的な結末が待っていたのと
前半部分がリンク、伏線になってること、
構成が似てるなって思ってこれを思い出した。
あと私は見終わった後に衝撃的すぎたのと
どこがリンクしてるのか考えすぎて
夜寝れやんだところも同じ。笑
話は戻りまして…
10話ラストで突然フラッシュバックした記憶たち。
この時点では意味がわからず、
まさかの転生的な話？("あいつがそいつだ"みたいな)
え？夢オチ？ってなった。パニック。
今までの話は全てアルツハイマーを患っている
ヘジャの記憶と現在の出来事が入り混じった
架空の出来事だと視聴者は知る。
今までの10話までが全ての前置きという
なんとも斬新な展開！驚いたーーー！！
両親は実は息子夫婦。
広報館に通う老人たちは病院の患者たち。
そこから始まるヘジャの過去のお話。
ジュナとの馴れ初めが素敵でときめいた。
過去の話が進むにつれ、
今までの話とリンクしていることに気付いて
どこか違和感のあった部分が紐解かれていくのが
おもしろかった。
1. ヘジャとジュナ
実在のジュナも親に愛されず育ったため
そこは架空のジュナと境遇は同じ。
ヘジャは現実ではジュナと結婚し、子どもも授かり
幸せな家庭を気付いていたけど、
ジュナは謂れのない罪で拘束され、
留置所で亡くなってしまう。
留置所でのボロボロな姿が10話に広報館で
地下に閉じ込められて拘束されている姿と重なる。
架空の中では助けられたけど
現実で助けられなかったことが心残りやったんやろな…
突然先立たれ取り残されたヘジャの姿が
架空のジュナと重なって、
突然姿を消したヘジャを想うジュナは
実はヘジャ自身を重ねたものだとわかるから
老いたヘジャがジュナにかけた言葉たちは
本当は自分が欲しかった言葉なのかな。
ヘジャも同じそうにジュナを恋しがってたんやろな…
うどんを二人で食べてたのも昔の記憶からでした。
ジュナは実在のジュナとヘジャを混ぜた存在
やったんやなー。
「ずっと寂しかった人を、独りで逝かせてしまってごめんなさい」というジュナへのヘジャのセリフが印象的。
ずっと言い続けてきたんかな…
2. 金の腕時計
現実でヘジャがジュナに贈った腕時計で
特別なものだったということがわかりました。
ジュナが亡くなり慰留品を受け取りに行くが
その中にはなく、
取調べをしていた刑事の腕に腕時計が。
飛びかかるヘジャとしらばっくれる刑事。
結局腕時計は取り返せずそのままに…。
この出来事が架空の世界で老人が腕時計をしていて
無理やり奪い取ろうとしたこととリンク。
老人がジュナをみて慄いてたのは罪悪感からかな。
ジュナが実は生きとったんかな！って
ドキドキしたけど同じ病院に入院する患者の中に
あの刑事が。上手く喋れず動けない中、
涙ながらに腕時計を差し出し、許すヘジャ。
3. 家族
現実では息子は子どもの頃交通事故にあい、
片足が不自由に。
ここで架空の事故と父が片足不自由なのがリンク。
障がいがあっても強く生きていけるよう
厳しくあたるヘジャと
その態度に愛されていないと感じていた息子テサン。
そんな二人はずっと冷めた関係に。
この関係がシャネルさんの親子関係にも
繋がってくるんかな？
架空の時間で
事故後、心を閉ざしたかのように振る舞う父に
ずっと違和感があったんやけど、これでスッキリ。
冷たくなった態度の状態が
普段の2人の関係やったんやな、と。
けど現実と架空の時間でもクロスしてたところが
あることがわかります。
職場先で父(息子)に文句を言う住民に怒るところ
父(息子)が義足になったと知り自分のせいと謝るところ
市場で母(嫁)を母親のふりして褒めるところ…
他にも薬の話とかもかな。
1番泣いたのが雪かきのシーン。
雪の日、病室からいなくなり、庭で雪かきをするヘジャを見つける息子のテサン。
ヘジャ「息子の通学路なの。」
テサン「でも雪かきをしてることを息子は知らない…」
ヘジャ「知らなくてもいいの。転ばなければ」
そう語るヘジャを見て、今まで自分のために雪かきをしてくれていたのが母だと初めて知る。
「息子さんは雪の日に一度も転ばなかったそうですよ。」と泣きながら伝えるテサンとそれを聞いて嬉しそうにするヘジャの姿に泣いた……
母の気持ちを知ってからの
テサンの温かい眼差しに更に涙がぁ……
4. 夕焼け
最終回でヘジャが幸せだった時間は
ご飯の香りがする中、テサンの手を引いて
ジュナを迎えに行き、そこで夕焼けを見る
特別ではなく何でもない時間が幸せだったと語る。
架空の時間でも最後に出てくる夕焼けのシーン。
ヘジャにとっては本当に特別な時間やったんやな…
あと時計を見つけたのも浜辺やし、
ジュナも海に行こうとしていたり、
ジュナを救った後に行くのも海辺。
最後にジュナと出会うのも浜辺。
海にも何か思い入れがあるのか…
なんでもない時間が
最もかけがえのないものだと感じるドラマでした。
この3人のシーンも泣いたし、
最後に浜辺で抱き合う2人にも泣いた。
泣きすぎて目が腫れた最終回でした。
ウジンくんかわいいね。
本当よかったなー。
どこがリンクしとるのか知りたくて
また見返したくなる！
