表現に潜む光と闇

聞こえてくる大半の言葉が
辛い言葉や表現が多すぎて心が枯れてしまいそう


大変なときだから心が荒れてしまうのもわかる
未曾有の事態、混乱するのは当たり前のことで
それぞれが自分の生活や
周りの人を守ることに精一杯になっている
先も見えない、わからない、不安だよね。

そのストレスを溢れんばかり言葉に詰め込んで
権力のある人に怒って、投げつけて、叫んで、

生活を成り立たせるために働く人に向かって
侮辱して、発散して、撒き散らして、
それが巻き込み事故のように広がって。

まるで
地球のはじっこで生きてる私の家の前ですらも
絶え間なく暴言、暴動、喧嘩、
聞きたくもない言葉が聞こえてきているよう。

ある意味で
SNSは日常とすこし違う次元で
自分の好きなものや好きなことを集めたり
楽しんでいられる庭みたいなもので

そこでの交流を
楽しんでいるだけでよかったはずなのに

あまりにも広がりすぎたのか
誰もが発信することに慣れてしまったのか、

各々の汚れた心をさらけ出し
見せつけあっているように感じてしまう


怒りや衝動は芸術にも応用されているけど
あれは表現者のフィルターをちゃんと通していて

たとえば言葉ではない音だったり
言葉なら物語や詩だったり
余計な感情がそぎおとされた作品になってるから
その心に共感することができる



でもただ怒っているひとの暴力的な言葉は
たとえそれが正論だったとしても
聞いている人の心すらも傷つけてしまうもの。

そうはならないために心があるのに。

その衝動を口にして誰かにぶつけないために
一度咀嚼する場所として心があるのに。

そして解決策や怒りではない方法を
探すために脳みそがあるのに。


私だってただ平和にのほほんと生きてるわけじゃなくて
実際に怒りをそのままぶつけてしまったことだってある

だいたいその心が生み出すものは
よくないものだった。

よくない言葉、よくない音、よくない気持ち。
よくない関係、よくない環境、よくない結果。

もう嫌になる程経験した。
いちいち口に出したりしてきてはいないけど

大体そういうときほど、
「その気持ちになる自分に原因がある」ということに
およそ自分で気づいてはいない。


痛い思いをしながら
相手にぶつけたい気持ちを
「自分の行動への反省」にあてられたときに
環境が、こころが改善されてくる。


もしかしたら、もしかしたらだけど。


このウイルス騒動というものは
「世界中の」自分で消化できない愚痴や文句が
ものすごい塊になって地球も消化できなくなって
あの殺人ウイルスを生み出してしまったのかもしれない。


ここはそういう世界だから。
プラスにはプラスを、
マイナスにはマイナスを具現化してしまう世界だからさ。
ほんとうにそれが怖いんだこの場所は。

だからこれ以上、
マイナスにマイナスをぶつけたくないんだよ…。
さらにひどくなることが目に見えてわかるよ。



発言することは正しいことかもしれない
でもどんな言葉をつかうか、
どんな表現をするか、
どんな気持ちをのせるか、
あらためてそれが大切におもう。

発信が大切な時代だというのも理解はする
でも自分の醜さを露出するような愚痴なんて
誰かに聞かれたくはない。


思うことはたくさんあっても
その全てをさらけ出していたら
生命や心は成り立たないのだと思う。

「助けて助けて」ばかりでは格好悪い。
変な姿勢で文句垂れてるくらいなら
姿勢を正して自分を見直したい。


私はマスク2枚でもありがたいです。
給付金など考えてもらえてるだけでありがたいです。
働いてライフラインをつないでくれている皆様に
感謝したい。

本当にありがとうございます…



無責任な怒りや言葉は混乱を招く。
そして政治や資金や税金の使い方や
国際社会の関係性において
知らないことが圧倒的に多いわたしは
不満足からくる自己都合で発言することは
浅はかだと感じてしまう。

だって愚痴ばかり不満ばかり投げ捨てて
じゃああなたやってみてよと私が首相にでもなった日には
即刻アメリカや中国に喰われて
あっという間に日本がなくなってしまうんだろう。

日本が日本として未だ存在すること自体が
綱渡りで渡る奇跡的な世界なのだと自覚している。



私にはわからないことが多いんだ。
任せるしかないことがたくさんある。

そしてもちろん私に与えられた権利は受け止めて
自分で調べられることは調べて
選挙には必ず行っている


足を引っ張ってる場合じゃない。
頑張っている人が頑張っていられるように労いたい。
感謝したい。

自己中心的な発言をする暇があるなら
この身ひとつで
家の中でできる仕事や作品を生み出して
これからの生き方を考える。

そのために与えられた時間だと肝に命じたい。

マイナスだとしてもプラスの心で。
少しでも世界のマイナスが減っていくように。
それが私に今できることだ。


さぁ、音楽を作ろう。
流されずに見つめよう。
そして感謝しよう。


みんなの心と身体の健康を祈っています