≠ME 1stアルバムに関するあれこれ、考えてみた

みゃーさか

≠ME 1st full album "Springtime In You"の発売がいよいよ来週3月20日に迫っている。
シングル8枚とミニアルバム1枚を発表したメジャー3年間の集大成と言える作品になることは間違いないだろう。
「超特急 ≠ME行き」が発売されたタイミングで中学や高校に入学した人たちが卒業するタイミングでの発売ということで、青春の一区切りとしてふさわしいタイミングでアルバムが作られたということだ。メンバー12人揃って活動できている今、これまでをアルバムで振り返り今後に繋げていく、という重要な1枚になることに違いない。
アルバム発売1週間前になるが、3月13日現在でこのアルバムについてわかっていることは意外と少なく、未知の部分が多い。この記事では現状わかっていることをまとめ、どのような作品に仕上がるのか、私なりの展望と期待を記したいと思う。
※以下の内容はすべて個人の妄想であり、皆目見当違いのことを書いている可能性もありますが、悪しからず。


明らかになっていること

販売形態

今作は4形態の発売が決まっている。日本武道館公演のライブ映像を同梱する初回限定豪華版、収録曲のMV・メイキング映像を含む初回限定版、北海道ロケの特典映像を含む通常版、イベント参加券付きのweb販売限定のノイミー版、の4形態だ。店頭で購入できるタイプの商品は全てBlu-ray付き、最低価格の通常版で税込み4,400円という割と強気な設定である。
いつも通り各形態にはイベント参加抽選券や生写真が封入される。いつもより複雑なので細かい情報は公式サイトを参照頂きたい。

収録楽曲

メジャーデビューミニアルバムのリード曲「秘密インシデント」、既発のシングルの表題曲「君はこの夏、恋をする」「まほろばアスタリスク」「チョコレートメランコリー」「す、好きじゃない！」「はにかみショート」「天使は何処へ」「想わせぶりっこ」「アンチコンフィチュール」の9曲、他新曲を収録予定、というのがアルバム発売決定時に発表された。その後リード曲「ラストチャンス、ラストダンス」のMVが公開され、またその他新曲4曲が収録予定ということも明らかになり、計14曲収録のアルバムであるということがわかった。ラスラスを含むと今作で発表される新曲は計5曲ということになる。昨年後半からイコノイジョイともにシングル発売時の新曲は3曲という流れであったため、指原さんを始めとする制作陣も気合いが入っているということだろう。ありがたい限りである。

タイトル

リード曲ラスラスのMV公開と同日、アルバムタイトルが"Springtime In You"であると発表され、ジャケット写真も公開された。springtime of lifeで一般に日本語でいうところの青春を表すことがあるらしいので、これまでの≠MEがつくり上げたイメージと併せて意訳すると「君にとっての青春」といったところだろうか。シンプルで好きなタイトルだ。

疑問と私なりの予想

①なぜ「秘密インシデント」を収録するのか？

アルバム発売決定時に私が真っ先に抱いた疑問である。
「ミニアルバムのリード曲をフルアルバムでも収録するの？しつこくない？？珍しいことするなぁ」
勘違いしていただきたくはないのだが私は「秘密インシデント」が大好きだ。≠MEを好きになるきっかけになった曲だし、未だにノイミーのなかでいちばん好きな曲といっても過言ではない。だからアルバムに収録されるというのは普通に嬉しくはあるのだが、それにしてもミニアルバムの曲をフルアルバムにも入れるということには違和感を覚えるのである。メジャーデビューからの軌跡を辿るという観点では確かに間違ってはいないのだろうが、少なくとも私がこれまで追いかけてきたロックバンドたちは取ってこなかった手法だ（もちろん単に私が不勉強なだけでよくあることなのかもしれないが）。
何か「秘密インシデント」をわざわざ収録する意義があるのではないか―。そんな疑問を抱えるなか、アルバムのリード曲「ラストチャンス、ラストダンス」のMVが公開され、一気に腑に落ちた。この曲がリード曲としての説得力を持つためには、「秘密インシデント」が必要だ、そんなように感じた。インシデントに登場する「僕」が卒業を迎える前に「君」に対して思うことを綴った曲だと私は解釈した。「きっと僕だけじゃない」から「バイバイ　淡い期待」へ繋がることが、この2曲における主人公の成長経験であり、≠MEがこのアルバムを通じて表現する1つの主要なテーマなのだろう。KANA-BOONにおける「ないものねだり」と「1. 2. step to you」のような関係性を彷彿させる、初期の人気曲に対する美しいアンサーソングだと感じた。

②Overture不在…1曲目はどうなる？

=LOVE「全部、内緒。」、≠ME「超特急 ≠行き、≒JOY「きっと、絶対、絶対」。イコノイジョイ3グループはこれまでに各1枚ずつアルバムまたはミニアルバムを発売している。2枚目のアルバムを出すのは≠MEが=LOVEよりも先なのだ（1枚目がミニアルバムであるとはいえ）。そして既発の3枚に共通することが「1曲目がOvertureであること」「国歌と呼ばれるセルフタイトル楽曲が収録されていること」の2点である。
≠MEのOvertureは既にミニアルバムに収録済みであり、同じ楽曲を複数のアルバムの1曲目に据えるということは考え難い。"Springtime In You"にはOvertureが入らず、何か別の楽曲から始まるアルバムになるのだろう。
Overtureはライブの最初に流れる楽曲であるから、どのグループのものも否が応でも聞く人のテンションを上げるように作られている。だからアルバムのトップに置けば自然とそのアルバムが良いスタートを切れる。今作はその手法が使えないため、じゃあ1曲目どうするの？？というのが自然な疑問である。
1曲目の可能性として考えられるのは以下の4パターンである。
①リード曲（ラスラス）
②既発9曲のいずれか
③新曲4曲のいずれか（歌詞あり）
④新曲4曲のいずれか（歌詞無しのインスト曲=第2のOverture的楽曲）
リード曲だから1曲目なのでは、と単純に考えれば①なのだが「超特急 ≠ME行き」における「秘密インシデント」の立ち位置を考えるとリード曲=1曲目が常に成立するわけではなさそうだ。なお=LOVE、≒JOYのアルバムのリード曲「桜の咲く音がした」「無謀人」はともにOvertureの次の2曲目、すなわち実質1曲目であるので、ラスラスが1曲目を飾る可能性も十分高いと思う。ただ前述した通り、ラスラスをインシデントのアンサーソングとして捉えるのならば、この楽曲はアルバムの終盤に位置した方がストーリーとして成立させやすいような気がしている。
②の可能性は低いと考える。シングル表題曲を1曲目にしたら、どうしてもそのシングルと混同しやすくなる。インシデントから始まるのも考えられなくはないが…やはり新曲なのではと期待してしまう。
ということで私の予想としては③④のどちらか。ただ「新曲4曲」のうち1曲がインストだとしたら何となく燃えそうな気がするので、予想は③で。1曲目に丁度良い新曲が発表されると予想する。
国歌（≠ME）が収録されないのは寂しいが仕方がないことだろう。この楽曲が≠MEの原点でありアイデンティティであることは違いないが、メジャーデビューからの3年間で≠MEは新たなアイデンティティを形成してきたように思える。次節で詳しく述べようと思う。
（とても個人的な意見を述べると≠MEのボーカル再録ver.とかいつか聴いてみたいと思っている。）

多彩な楽曲たち、どうアルバムとしてまとめる？

≠MEはこれまで各シングルで異なる一面を見せてきたグループだ。特に昨年発売された6th「天使は何処へ」7th「想わせぶりっこ」8th「アンチコンフィチュール」の流れは清々しいほど「前作までをフリとした新たな≠ME」を表現することを重要視してきたように思える。「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という、グループ名に指原プロデューサーが込めた想いを、メンバー12人がパフォーマンスで体現できるようになった。これがメジャーデビューからの3年間で≠MEが育んだアイデンティティであると思う。
曲調も歌詞も多彩な楽曲たちを発表してきたが、それゆえに心配になってしまう。「これ、全部同じアルバムに入れたら統一感なくならない？」
私は音楽に関しての専門知識も特に持たないド素人リスナーであるため余計なお世話かとは思うが、やはり気になってしまう。曲順をどう配置するかがとても難しいと思う。これは最近の≠MEのライブのセットリストについても感じていたことで、ざっくりと「爽やかな青春ソング」「可愛い曲、盛り上がる曲」「かっこいいダンス曲」のようなジャンル分けでブロックがつくられていて、その合間をダンストラックや幕間VTRで繋ぐといった構成に収まっているように思える。
直近の5周年コンサートでは序盤に「天使は何処へ」を中心とするクールなパフォーマンスで魅了する楽曲群が起用された。6年目の≠MEのいちばんの強みはこれだ、今の≠MEはこれを推したい―そんな思いが込められたブロックだったと私は感じた。アルバムも類似した流れを汲むのではないだろうか。「天使は何処へ」や「チョコレートメランコリー」、「アンチコンフィチュール」が序盤に置かれる。先ほどの節の内容に重なるが、1曲目はこれらの楽曲にバトンを渡すことのできる新曲。「秘密インシデント」で空気を変えてから、本来の持ち味と言える青春曲群で「ラストチャンス、ラストダンス」へと向かっていく。こんなストーリーが私なりの展望である。

（番外編）Springtime In You曲順、勝手に予想

※完全に個人の妄想。14連単賭けるつもりで予想してみた。

  1. 新曲①

  2. 天使は何処へ

  3. チョコレートメランコリー

  4. 新曲②

  5. アンチコンフィチュール

  6. 秘密インシデント

  7. 君はこの夏、恋をする

  8. す、好きじゃない！

  9. 想わせぶりっこ

  10. 新曲③

  11. はにかみショート

  12. まほろばアスタリスク

  13. ラストチャンス、ラストダンス

  14. 新曲④

終わりに

ここまでいろいろ書いてきたが、これらは全て1オタクの妄想である。ただただノイミーちゃんのことが大好きで、"Springtime In You"が楽しみすぎて久しぶりにnoteを更新してみたというだけ。ここまでもし読んでくれた方がいらっしゃったら、どうもありがとうございました。きっとあなたも私と同じくノイミーちゃんのことが大好きなはず、一緒にアルバムについての続報を待ちましょう。

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