のどかなタイの村で国際異文化教育。 Peace Villageワークキャンプ体験レポ
こんにちは。僕は2019年3月にNPO法人NICEを通して、タイのPeace Villageワークキャンプに参加してきました。
今回は、実際に参加してみての経験談と感想を、シェアしていきたいと思います!
Peace Villageってどこ?
Peace Villageはタイの東北部ナコンラチャシマ県にあります。バンコクからはバスに乗って4時間ほど。ナコンラチャシマの中心市街地からも離れていて、本当にのどかな村です。
この村では、小学生の異文化理解のために、数年前から外国人ボランティアを受け入れていて、今回は日本のNICEと共同でワークキャンプが開催されました。
参加したボランティアは日本人学生11人。北海道から関西まで、個性豊かなメンバーが集まり、一緒にホームステイで共同生活しました。
ほとんどが海外ボランティア初めてで、みんな初対面。でもボランティアを通してすぐに仲良くなり、家族のように温かい仲間になりました。
クリエイティブな英語教育
今回のメインのワークは、小学生の英語教育でした。小学生たちが楽しみながら英語を実践できるよう、自分たちで授業を考えました。(前日は徹夜して準備することも)
午前のクラスは、英語を使ったゲームやアクティビティをたくさん取り入れました。上の写真は「ロンドン橋」のロールプレイの様子。景品に折り鶴を渡すと、生徒たちは大変盛り上がりました。
次の日に、授業で教えたフレーズを使って子ども達が声をかけてくれた時は、すごく嬉しかったです。
午後は、小学校の先生達の「カラフルな校舎にしたい」という思いのもと、壁画ペイントも行いました。
みんなでどんな絵を描こうかを練り、途中からは子ども達も参加しながら、数日間かけて完成することができました!
最初は恥ずかしそうにしてた子どもたち。でも、朝礼から給食やフリータイムを通して、名前も覚えてくれ、とても仲良くなりました。
素直で元気で懐っこい子ども達に、私達ボランティアも癒やされました。
地域コミュニティとのかかわり
Peace Villageに滞在中、村でさまざまな体験をしました。
学校の休日には、幼稚園の遊具の修復作業や、村のお寺の掃除を手伝ったりしました。子どもや小学校の先生達も一緒に取り組んでくれました。
またこの日は、有機農業のワークに参加。
野菜を育てるための、アーチ状の支柱をみんなで作りました。農作業の大変さを身にしみながら、この先の野菜畑を夢見るばかりです。
交互に役割分担して、自炊して生活しました。
夜はタイ人と一緒にローカルな料理を食べたり、自分たちが地元の食材を使って日本食を作ったりしました。夕食後もみんなで語り合いました。
フリーデイには、ホストファミリーが地元の有名な寺院に連れて行ってくれました。(日本と違って豪華!)現地の人の案内のおかげで、より深いタイ文化に触れられました。普段の旅行ではいけない穴場スポットに行けるのも、ワークキャンプのいいところです(笑)
他にも、タイの伝統儀式に参加したり、村の祭りの帰りに牛の行列に出くわしたり、貴重な経験をするばかり。地域の人のリアルな生活や温かさにふれることができました。
ボランティアって何よ
村の人はすごく私達のことを歓迎しもてなしてくれた一方、私達はミーティングで話し合いを重ねました。
「自分たちも何か地元のために貢献したい」
「自分たちには何ができるだろうか」
あるメンバーは得意のサッカーやけん玉で、子ども達と積極的に遊んでました。他のあるメンバーはみんなで料理やダンスをする際に、率先してまとめてくれました。英語に苦手意識のある子も、がんばってタイ語のフレーズを覚えて披露すると、地元の人は喜んでくれました。
いろいろな形で行動していく仲間に心動かされました。
ワークキャンプを通じて、自分の強さに気付かされ、それをチームで協力していくことで自信につながりました。
まとめ
今回のボランティアを通して、タイ人の地域の人たちも、日本人のボランティアたちも、異文化に寛容になれたと思います。
何より、国内外に友達のつながりができ、プログラム後もコンタクトを取り続けているほどです。
そして帰国後、僕は旅の経験をキャリアに活かしたいと思い、TABIPPOの21世紀型グローバル人材育成プログラム「POOLO」に参画しています。このコミュニティの活動から、世界にどう貢献できるか探っていきたいと思ってます。
みなさんも、旅や国際協力に、一歩飛び込んでみてはどうでしょうか!?
「Think Globally, Act Locally」
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