病院を遊び場にしていたら、遊びが仕事になった
母親が病院看護師として働いていたのもあって、物心ついたときから病院を遊び場にしていました。
院長先生もお医者さんも看護師さんも患者さんも、今思うと絶対に忙しかっただろうに、気さくに構ってくれました。
病室ではしゃいだり、処置室にある医療器具で遊んだり、調剤室の薬をいじって怒られたり。
みんな家族のように接してくれた病院での幼少期があって、その経験が肌身に染みたのか、医療が大好きな大人になっていきます。
初めは調剤薬局の薬剤師として地域医療に貢献していたけれども、「もっと大きいことをしたいんだ!!」と、遅れてやってきた中二病ばりばりのセリフを辞表とともに投げ捨てて、世界一周へと旅立つことに。そして、その足で上京し、医療系広告代理店に転職。
そこから紆余曲折あって、気付けば文章を書くフリーランスになっていました。この話は別の記事で。
フリーで受けているお仕事は、医薬品が売れるための施策を考え、マーケティングとブランディングを活用したコンテンツ作成をするメディカルコピーライティング。絶対理解してもらえない。
もっとざっくり言うと、本当に必要としている患者さんに正しく薬が届くようなお手伝いをしています。(とてもざっくり)
このように、今までずっとずっと薬に関わってきたんだけども、趣味は薬局を巡ることだったりします。どんだけ薬が好きなんだ。
日本に6万軒ある薬局のうち、田舎にひっそりとたたずんでいる独特な薬局を訪れるのが好きです。最近はもっぱら海外の薬局をめぐり歩いては写真におさめています。海外旅行に行くとカメラロールが薬局で埋まります。
いつかは今まで撮りためてきた薬局の写真をかき集めて、ZINEなどの冊子や書籍にしたいなぁとも思うし、ついでに詳しくなった海外の医薬品や医療制度の知識を活かしてお仕事にする事がきたら、もっともっと自分の好きなことだけで生きていけるのかなぁと、最近小さな夢を持ちました。
「夢は叶わないから夢なんだ」と誰かがつぶやいているのを聞いたことがある。だったら私は、夢を夢のままにせず、明確に目標に据えようかな。だからこの小さな夢がどうなったかを数年後に一緒に答え合わせしてください。