反応しないをする

知り合いに傷つく言葉を言われて落ち込む。
街中ですれ違う人の舌打ちが聞こえてドキッとする。
スーパーのレジで前に並んでいるがもたついていてイライラする。

日常生活では、何かと感情を動かされることが多い。
そのほとんどが、本当は動く必要がなかったものなのに。

「知り合いに自分が傷つくような言葉を言ったとしても、その人はそう思うんだなぁ、参考になる。まぁ、ただその人が行っているだけだから関係ないけど」

「舌打ちが聞こえてきたけど、何か辛いことがあったのかな、嫌なことがあったのかな、昔見た何かのデータで舌打ちの音を聞くだけで不快感が70％増すって聞いたことがあるなぁ」

「レジの人は新人さんかな、元々要領が悪いのかな、それとも心が落ち込んでいて動作がゆっくりになってるのかな。なにが原因でそうなっているんだろう、自分もそう思われることがあるかもしれないから、見直してみよう」

などなど、受け止め方次第で、まったく違う気持ちを抱くもの。
結局、何かを見たり、聞いたり、感じたりして、反応するのは「自分」なのだ。

時々、
「他人を変えることはできないけど、自分を変えることはできる」
というフレーズを耳にすることがある。

「正直、自分を変える事だって難しいよ、なんで相手に100％合わせなくちゃ行けないんだ」
とか、思っていた節はあったけれど。そうじゃなくて。

きっと、相手がいくらどう行動したって、受け止める自分が、受け止め方を決めることで、すべてが変わるってことなんだろうな。

世界だってきっとそう。今あるものは変えられないかもしれないけれど、今あるものを見る方法はいくらでも変えられるから。
だからさ、まずは自分を変えてみよう。

たった、それだけ。

自分を大切にしよう。