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#5 ライセンサー目線でのキャラIP(知的財産)

自分の会社はあるキャラライセンスを保有しています。
ちょうど3年たったので改めてキャラIPについて考えてみました。

①ライセンス歴3年の現状

ちょうど3年前にライセンス契約を取ることが出来てあらゆるジャンルの商品開発をしてきました。
とにかくライセンス内でのシェアを取ることだけを考えて3年間で約150商品を作ってきました。
ある程度の結果が出てきたので1stステップは攻略できたかなぁと思っています。
ライセンス内のシェアを取ることは大きなメリットがあります。
①扱える商品ジャンルが増える
 →基本的に最初は1ジャンル、例えばアパレル雑貨・寝装インテリア限定などが基本契約です。ただ実績を上げれば緩やかに扱えるジャンルの幅を広げる交渉が出来ます。
②ライセンシーへ新たな商材を提供する
 →自分は定期的に中国の展示会に行くのですがそこで仕入れた情報をタダで流しています、信頼関係の構築、隠さず言うと貸しを作ろうということですね。
③ライセンシーが自社無しでは売り上げが下がってしまうところまで持っていく
 →これは少しいやらしい考えですが、相手もビジネスなので利益や実績を作ればこちらが交渉を優位に進められる。ライセンス料やサイト構築、デザイン規制など、あらゆる部分で優遇されます。
※これが一番大きい…!

売上的にみても初年度から130%、150%と急激な成長を見せています。
本当にIP様様でございます…感謝。。。
ただ急激な成長の代償として展開商品の種類が頭打ちになってきてしまいました…汗
そこで2ndステップを今回考えようと思います。

②シリーズブランディングへの挑戦


数多のジャンルに手を出したことで人気のジャンルやデザインの統計がなんとなーく取れました。
この実績を軸にアイテムを絞って長く売れる定番品を作っていこうと考えています。
山崎実業のtowerのようなシリーズブランディングが出来たら勝ちです。
道筋はまだ見えていませんが、キッチン雑貨やカー用品は狙い目かなぁと思っています。

③希少性を高める


運が良いことに自分の持っているライセンス契約は取得難易度が高いことで有名です。
今まではとにかく新商品を!を動いていましたがここからは希少性を高めるためにアイテムを絞って展開していきます。
参入障壁の高いアイテムが理想的で、金型から起こす系や専用工場がある系のアイテムに中止しています。
(中国に複数の子会社があるので価格優位性もある)

④自社サイトを作る


絶賛調整中の自社サイト作成。
ライセンサーからの要求は公式サイトと間違われないように+SEOで公式サイトより上位にならないことの2点です。
裏を返せばもう作っていいよと言われているも同然なのでこの2点をクリアしてサイトを作っていこうと思います。

と、こんな感じですが方向転換も大いにあり得ます。笑
まずは出来ることからコツコツやっていきます!


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