拍子木音源 作成の検討

はじめに

本記事の目的は、Cakewalkにおいて拍子木音源を作成することです。
手法については非常に単純で、「Cakewalk TTS-1」の「Drum Set」にあるクラベスの音を調節することで、拍子木の音に近づける、というものです。

今回は、文化デジタルライブラリーの拍子木の音を参考にしました。

(補足)
以下ではCakewalkをCw、文化デジタルライブラリーを文デと略しています。
今回の記事について、音の比較動画を用意したので、そちらも参考にしてください。(※ネタバレを含みます※)

手法

手法については次の通りです。

  1. 音の高さを揃える

  2. Reverbをかける

1.音の高さを揃える

まずは、各楽器の音の高さを捉えましょう。
周波数単位でなく、ド・ド#・レ…のように、半音刻みで構いません。
僕は、クラベス(Cw)の音をド#、拍子木(文デ)の音をミと捉えました。(動画〜3秒)

では、音の高さを揃えましょう。
僕の場合は、半音3つ分高くする必要があります。
Cw TTS-1の画面にて、Drum Set(Standard Set)から「E♭5:Claves」を選択し、「COARSE TUNE」を+3に設定します。(+1ごとに半音高くなる)

どうでしょうか。
音の高さだけならば、合っている気がします。(動画4〜7秒)

2.Reverbをかける

音の高さは揃いましたが、なんだか弱々しいままです。
そこで、Reverbをかけていきます。

僕の場合は、E♭5:Claves の「REVERB LEVEL」を最大に設定し、Stabdard Set の「REVERB」についても最大に設定しました。

どうでしょうか。
弾け具合が物足りない気もしますが、近いものを作ることができました。(動画8秒〜)

最後に

発展

イコライザーやその他モジュールを用いることで、より細かく調節できると思います。

おまけ

今回作成した、なんちゃって拍子木音源を装飾音として使い、BGMを作りました。

小鼓(こつづみ)は、INSPIRE INSTRUMENT様の KOTUZUMI Free を使用しました。ありがとうございます。
(今の僕では、Cwの音源から小鼓を再現することはできませんでした。)
素敵な背景は瑠璃蝶様からお借りしました。ありがとうございます。


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