限られた時間の中での役作り
今回の記事は、僕が実際に実践しているオーディションでの思考術です。
オーディションに臨む姿勢、と言うものをまずは自分の中に確立させる事が、合格への第一歩だと僕は考えています。
台本との向き合い方に関しては、演技プランを作るための9項目が前提となっておりますので、この記事読みたい! と、思われた方は、コチラも一緒に読むことをオススメします。
この記事は
・オーディションになかなか受からない
・オーディションのチャンスを生かしたい、モノにしたい
・でも、どういうスタンスで望めばいいのかわからない
・課題台本をどう演じればいいのかがわからない
・自分に自信がない
という方向けの記事になっております。
かく言う僕も、今でこそオーディションに臨むスタンスや準備方法が(自分の中で)確立されてきましたが、若い頃は、緊張であったり、会場の空気に飲まれたりして、悔しい思いをたくさんしてきました。
落ち込む必要のない所で勝手に落ち込んだり、当日渡された台本を堂々と演じる隣の人を見ては、すげぇなぁ。僕にも出来るだろうか? なんて思ったり。
なんて言うか、今思い返すと、評価されに行ってた感。みたいなものがありました。
今なら断言できますが、そんなスタンスでは受かるものも受からない。
では、俳優はどのようなスタンスでオーディションに臨むべきなのか?
僕なりの答えと、僕が実際に実践している思考術、準備方法をお伝えします。
・そもそもオーディションって何だっけ?
オーディションって言葉の意味は何となく分かっているけど、具体的に何? って聞かれると、あら不思議。答えるのはとっても難しい。
ちなみにネットで調べると
声楽家・俳優などと契約を結ぶとき、あらかじめその声や演技をテストすること。
と、あります。
これは、オーディションを開催する側の解釈です。
オーディションを開催する理由は様々ですが、作品に出てくる役のイメージに合う人を探しているから開催するのです。
そして俳優は、その役に立候補する、志願する。そのためにオーディションを受ける。この関係性を明確に自覚しておくことがまず一つ。
オーディションを受けるって、何となく受け身な感じがありますが、そうではなくて、自ら志願しているのです。
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