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【動画生成AI】 自由に世界を見ることを許された新時代

あの森、怪獣いそうじゃない?

最新の動画生成AI技術が、私たちの目の前に広がる世界を一変させようとしています。この革新的な技術がもたらす可能性を、ある興味深い動画を通じて見てみましょう。

この動画は現実に撮影した風景の一部をAIによって生成して編集した映像です。

森から突如として巨大な怪獣が出現
地面から虹色の液体が溢れ出
普通のベンチが瞬く間に西洋建築風に変形
地面から多数のキャラクターが湧き出て砂の王国が完成
ベンチの周りで突然炎が燃え上がる
通常ではありえない速度で車が画面を駆け抜け
タイムラプスで締めくくります

動画の内容要約

自由に世界を見る

動画生成AIの登場により、私たちは「正確に」世界を捉えるだけでなく、「自由に」世界を見ることが許されたのかもしれません。単なる技術の進歩ではなく、人間の知覚と表現の可能性を大きく広げる可能性を感じました。

写真の発明との比較

この技術革新は、写真が発明された時代に匹敵する大きな変革だと考えられます。猪子寿之氏が指摘するように、写真が登場するまで、人々は抽象的なイメージでしか現実を認識していませんでした。レンズの登場により、私たちは初めて「正確に」世界を捉えることができるようになったと動画で話されているのをみたことがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=WO2AtDtB0xE

しかし、動画生成AIの登場は、さらにもう一歩、歩みを進めます。それは、現実を正確に捉えるだけでなく、私たちの想像力を現実世界に重ね合わせて自由に見る能力を与えてくれるのではないでしょうか。

現実とは異なる見方や感じ方をすることも、創造性の源泉とも言えます。動画生成AIは、この個人の内なる世界を外部に表現する強力なツールとなり得るのです。

例えば:

  • 子供が見た空想の世界を具現化する

  • 夢で見た壮大で美しい風景を再現する

  • 日常の風景に空想を紛れ込ませる

これらが可能になることで、私たちの表現力や想像力はさらに豊かになっていくでしょう。

美術が『2』だった学生時代

私自身、学生時代に美術の授業で苦い経験をしました。成績は最低に近い「2」。その理由は、教師が指示した方法に従えなかったからです。

ある時、手のデッサンの課題がありました。教師は「正しい」技術を提示し、それに従うよう指示しました。しかし私は、自分なりの方法を試してみたくなり、仕方がありませんでした。

  • 指で紙を擦って陰影を表現

  • 消しゴムの端を使って独特の質感を作り出す

  • 従来の技法とは異なるアプローチで光の当たり方を表現

詳しく覚えていませんが、とにかく指で擦っていた気がします。結果として、私自身はとても気に入った作品ができあがりました。しかし、提出すると、「教えた方法を使っていない」という理由で×がつきました。

「正しい」方法を学び、訓練することは非常に重要で中途半端なオリジナリティこそ害悪とも言えるので正当化する気はありません。一見些細なことかもしれませんが創造性の抑圧という観点から、ふと昔の出来事を思い出しました。

私は「正しく」手を見ることができなかったのでしょうか。答えはNO。
当時の私には「自由」に見て描くことが許されていなかっただけでしょう。表現方法が増えた今、「自由」に見ることは昔以上に可能になったのではないでしょうか。

おわりに:自由に世界を見る新時代へ

動画生成AIの登場は、単に映画制作やマーケティングの世界を変えるだけではなく、一人一人の新たな表現の時代を切り開く可能性を秘めているのではないでしょうか。

「自由に世界を見る」という概念は、私たちの生活や教育、そして社会全体に大きな影響を与える可能性があります。

動画生成AIは、私たちに新しい目を与えてくれました。この新しい目で世界を見ることで、私たちはどのような未来を描くことができるでしょうか。

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