【プロ級】AIで作る"欲しい"が加速する商品PR動画/イラストの3D化テクニック完全解説 -ECからイラスト制作まで-
この方法の良い点は、とにかく
”AIっぽいキモさ”
がないことです。今回作成した動画はこちら。
はじめに
「AIで動画は作れても、仕事で使えるような動画は無理なんでしょ?」 「イラストを動かしたいけど、破綻してばかり…」
そんな風に思っている人も多いと思います。
最新の生成AI技術を使えば、プロのスタジオで撮影したような商品のオービット動画(360度回転)を簡単に作成できます。AI動画特有の"気持ち悪さ"を完全に回避し、お客様に商品の魅力を確実に伝えることが可能になりました。撮影コストも大幅に削減でき売上向上にも期待できます。
さらに、複雑に描き込まれた平面のイラストも、安定した3D動画に一発で変換できるようになったことです。
AI動画といえば、奇想天外な表現ばかりが注目されがちでした。しかし本記事では、ECサイトの商品紹介からイラストの3D化まで、明日からすぐに実践できる具体的な手順をステップバイステップで解説していきます。
1. 【EC活用法】AIで作る”欲しい”を加速させる商品PR動画
AIで動画を作ることができるサービス、『Runway Gen-3』の最新機能、「カメラコントロール」機能を使います。
1枚の静止画から、まるでカメラマンが実際にぐるっと回って撮影したかのような横、背後、影や奥行きまで綺麗に補完された動画を作成できます。商品が立体的に見える動画は、実際に手に取ることができないオンラインショッピングなどですぐに活用できると思います。難しい知識や技術は必要ありません。誰でも簡単操作で作れますので、ひとつずつご紹介していきます。手順はこちら。
動画の作成手順
Runway Gen-3を起動し、「Image to Video」を選択
準備した商品写真をアップロード、カメラコントロールパネルを選択
HorizontalとPanを調整
必要に応じてパラメータ調整
完成
1. Runway Gen-3を起動し、「Image to Video」を選択
2. 商品写真をアップロード
①左上 Gen-3 Alpha Turboを選択
②Drop image or videoを選択し、画像をアップロード
③左 カメラボタンを選択 カメラコントロール設定に移動します👇
3. HorizontalとPanを調整
①パラメータを設定します
Horizontal(水平移動)、Pan(首振り)を同数値、反対方向で設定します。それぞれの動き方の詳細は別記事(カメラコントロール詳細)で解説しています。
上記の赤いところを一つずつ埋めていって、最後にGenerateボタンを押すと生成が開始されます。時間は5sでオッケーです。
4. 完成
複雑なイラストの3D化
方法は同じです。以下、サンプル事例を挙げておきます。
3D化に適したイラストの条件
・キャラクターや物体が明確に分離されている
・影や陰影が適度に付いている
・背景とのコントラストがはっきりしている
安定した3D変換のコツ
開始の向きを斜めにして、正面に向かうように回転させるといい感じです。画像生成時のプロンプトで言うと”Profile”とかにすると斜めむいたりします。
クリエイターさんの作例紹介
まとめ
AI技術の進化により、高品質な動画制作がより身近になっています。Runway Gen-3のカメラコントロール機能やイラストの3D化は、クリエイティブの可能性を大きく広げる強力なツールです。
これらの技術を活用することで、低コストで高品質なコンテンツ制作が可能になります。まずは自社の商品やイラストで試してみることをお勧めします。
※本記事で紹介した設定値やテクニックは、2024年11月現在のものです。アップデートにより変更される可能性があります。
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