姉妹愛に共感して感情移入するマヤさん
なぜマヤさんは神田沙也加さんのイタコをしたのか?
元はといえばリンクにある通り障害による思い込みが発端であり、神田沙也加さんをチョイスしたのは話題になりそうだったから。ただし、そこには他者との境界があやふやになったマヤさんが、神田さんに自己投影してしまったちゃんとしたフェーズがある。
神田沙也加さんといえば、『アナと雪の女王』のアナ役の声優として知られている。マヤさんは『アナと雪の女王』には浅からぬ縁があり、1・2作目ともに映画館で視聴している。
『アナと雪の女王』は姉妹愛を描いた作品であり、アナ役の声優の神田沙也加さんは自らの人生に終止符を打ってしまった。マヤさんは姉のエルサに感情移入し、亡くなった妹さんと神田さんを重ね合わせた。
マヤさんは特に、エルサの歌唱シーンの歌詞に感銘を受けたはずだ。以下、歌詞の抜粋。
エルサはみんなと違うことに悩み、悩みを誰にも打ち明けられずに、幻聴(誰かの声)に悩まされ、自分の存在に疑問を感じ、それでも自分を認めて困難に立ち向かっていく。まさに当時のマヤさんの悩みとリンクしており、心に深く深く刺さったのだと思われる。
マヤさんは妹さんとの境界が曖昧になって同一視してしまい、さらに妹さんと神田沙也加さんを同一視して、最終的に自身と神田さんを同一視した。神田さんのイタコについては単純に共感や自己投影という言葉を使ったけど、そこには『アナ雪』による下地があり、思い込みやすいベースを作られていたと思われる。
ここから先は
1,110字
/
1画像
¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
記事の投稿はある人物との裁判費用のためでもあります。サポートして頂ければ幸いです。