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低出生体重児と平均身長と心の関係


「大谷翔平193cm、ダルビッシュ196cm、ヌートバー190cm、佐々木朗希190cm、村上 宗隆188cm、戸郷翔征187cm。。。いやー、近年は日本人もデカくなりましたなぁ」

ちょっと待て。
ツッコミどころが3つある。

①ダルビッシュとヌートバーはハーフだからズルいのでは?
②野球という高身長が有利なスポーツで、日本人像を論じるのは如何なものか?
③ここ30年、日本人の平均身長は伸びていないけど?



「日本人は以前より大きくなった・最近の子供は大きい」というのは、ここ30年で言えば間違い。平均身長は栄養環境の改善で1980年まで伸びているけど、そこからはほぼ横ばい。むしろ低下傾向にあるという説まである。

遺伝以外の原因として考えられるのは栄養、睡眠、運動の不足とストレス過多。子供のうちから学業やお金の問題で劣等感を募らせ、夜ふかしして偏った食事をしていれば身長は伸びにくい。

「平均身長が低下傾向というのは低出生児体重児(未熟児・2500g未満)の増加が原因」という論文もたくさんあった。母親のやせ志向、高齢出産の増加、妊娠中の体重抑制やストレスなどで、低出生体重児が増加した。

低出生体重児が増加と平均身長は、時期も数値もかなりの相関がある。「小さく産んで大きく育てよ」は出産の安全性が確保されてない時代の価値観で、現代では大きな間違いと言える。大谷翔平さんのような健康で大きな子供を理想とするなら、低出生体重児は回避すべきだ。

遺伝的に背が大きくならない低出生体重児は、背が小さく生活習慣病になりやすい。この説は信用に値する。この分野はデータが取りやすくて論文も多く、研究が進められているのだろう。


『出生時体重がその後の成長に与える影響』広島経済大学研究集会


要するに低出生体重児は、アキラくんのような大人になりやすい。

アキラくんはきっと今のように、子供の頃から夜ふかししてゲームばかりしていたのだろう。「不登校児童のために」と深夜にゲーム配信してたけど、深夜にゲームをしていては子供に悪影響どころか、その後の人生を左右する因子を作ってしまう可能性がある。

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