引っ越した
4年間住んでいた寮を3月に離れて、商店街の近くに建つアパートを借りました。家賃は親が払ってくれています。
今まで住んでいたのは熊野寮という家賃4300円の大学寮で、なんというか本当に混沌とした空間でした。
部屋は18畳の4人部屋。二段ベッド2つと事務机4つが所狭しと並べてあって、空いたスペースに4人分の私物と大量の洗濯物が乱雑に置かれている。窓は閉まらないからガムテープで塞いであって、ドアの上部は20cm四方をくりぬかれていたので虫が当然のように入ってきます。
共用のキッチンもシャワー室も車も全てがボロボロです。でも寮食を作る厨房だけは清潔に保たれていて、トイレもウォシュレット付きで助かっていました。
寮に暮らす人間も寮内部の文化も物凄い。物凄いけど、書いたら迷惑がかかるので書けないことが多い。知りたい人は12月の頭に10日間かけて開催される熊野寮祭のことを調べれば熊野寮のことが大体分かると思います。16年前の動画だけど参考文献。
https://www.youtube.com/watch?v=CBzOYbMQMd4
熊野寮の悪いところばっかり書いてきたけれど、楽しいことも多かったです。というか楽しいことの方が多かった。
4年間同部屋で過ごした友人は大学で一番仲が良い奴だし、途中からは高校の友人も同部屋になりました。夜、談話室に集まってボドゲやポーカーや麻雀をやったのも楽しかったし、喫煙所でどうでもいい話題で朝まで盛り上がったのも良い思い出です。
寮に住むのがしんどくなったのは、躁鬱病の悪化と潰瘍性大腸炎の発症が直接の原因です。
ただでさえ不眠なのに、夜中まで騒いでいる寮生の声で余計に寝れない。妄想症状が現れたせいで人が怖い。部屋や共用部が汚い、石鹸が交換されない、トイレが流れていないなど、些細な事にイライラする。
1月に躁鬱病が悪化して以来、人と一緒に生活するのが無理になりました。
また、4月に監視妄想と被害妄想が出現してからは、人が近くにいると妄想症状が酷くなるので余計に苦痛でした。
潰瘍性大腸炎の方は、寮食が食べられなくなったことが大きいです。厨房員さんが作ってくれる寮食は、朝170円、昼260円、夜390円で栄養バランスの考えられた食事が食べられるのですが、脂質制限があってこれが食べられなくなりました。
そうなると自炊するしかないですが、共用のキッチンはカビと食べ残しだらけで衛生状態が最悪で、自室の冷蔵庫も片道徒歩30秒程度と遠く、とても毎日自炊するのに向いている環境ではありません。
そういう状況があったので親に相談した結果、一人暮らしをさせてもらえる話になりました。
現在のアパートは築年数こそ古いですが、広さもあって清潔で、何より一人になれるというのが最高です
別に今までプライバシーなどという概念を気にしたことはありませんでしたが、気軽に電話ができなかったり、常に人の目を気にして生活しなくてはならなかったりするのが煩わしかったです。
一人暮らしを始めた今、部屋の真ん中で素っ裸で煙草を吸っても誰にも怒られない。音量にさえ気を付ければ何時でもベッドで電話ができます。
引っ越したからといって躁鬱病や潰瘍性大腸炎が治るわけではないが、少なくともストレスの4割くらいはなくなるんじゃないかと思います。今年の1月から3月にかけてはストレスレベルがずっと高水準でもろ症状に表れていたので、それが落ち着くといいなと思っています。