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ダブルバトルS19最終42位、S18最終14位カミパオ式猫騙し

こんにちは、ぽんずです
 S19はあと一歩の所で終わりましたが、S18で初めてのレート2000と、2期連続二桁順位を達成出来た構築について、記事を書かせて頂きます。

 直撮りなので見にくくなっています…

ペーストも一応貼っておきます


伝説枠選び

 伝説枠選びにおいて、サポートが無くとも単体で動く事ができるポケモンを求めており、テラパゴス、白バドレックス、ザシアン等数値を一方的に押し付けてくる伝説に有利を取れることを評価して、ザマゼンタを選択しました。

ザマゼンタ構築の試作


こんな並びで試行錯誤していました


ガオガエンやバレルで有利盤面を作り、鉄壁を積んで有利を稼ぐことを目標としましたが、
・変化技(霊テラ鬼火ガエン、モロバレル)がきつい
・ザマゼンタの耐久でも特殊で集中されると火力を出す前に倒れて手切れを起こしてしまう
 という問題を感じ、サイクル+ザマゼンタでは(少なくとも僕のPSでは)ザマゼンタの性能を最大限に発揮できないと感じました。

コンセプト

・上振れ要素を押し付ける
・ザマゼンタを絶対的なエースとしてではなく、強い対面駒として使う
・特殊伝説に強いチョッキライコを強く使う
上記の3つをコンセプトとしましました。

個体解説

ザマゼンタ(盾の王) @ くちたたて

テラスタイプ: みず

特性: ふくつのたて

性格: わんぱく

192(196)-140-196(148↑)-90-160-169(164)

ヘビーボンバー / ボディプレス / てっぺき / まもる

H…クラスフィールド回復意識の16n
  黒バドの珠弱点テラバーストを確定耐え
B…耐久に少し振ったライコを2発で倒せるくらい
S…最速化身ランド抜き

 ボディプレスは確定として、ヘビーボンバーor巨獣弾は黒バドへのダメージ意識でヘビーボンバーを選択。
あとの技は鉄壁、守る、ワイドガードの選択になりますが、
・猫騙しが打たれやすいポケモンである、フィールド回復稼ぎやターン管理に便利なことから守る
・物理主体のパーティを簡単に詰ませる事が出来る鉄壁
の採用を優先しました。
 圧力のない相手には積極的に鉄壁を積み、火力と耐久を補強します。

ハバタクカミ @ Sブーストエナジー

テラスタイプ: ノーマル

特性: こだいかっせい

性格: ずぶとい

162(252)-67-113(220↑)-156(4)-157(12)-158(20)

ムーンフォース / でんじは / ちょうはつ / いたみわけ

HD…黒バドのアストラルビットを75%耐え
HB…特化ウーラオスの雫水流連打を99%耐え(目安)

テンプレの型が多い中でこだわりのオシャポイント
基本的なHBベースのSブーストカミは凍える風採用が多いものの、先制技が多いこの構築ではS操作は電磁波だけで十分だと判断し、器用に立ち回れる痛み分けを採用しました。
 HAバドレックスにブリザードランスをくらったあと痛み分けをすることで二度目もだいたい耐える事ができるため、この型のカミは図太い一択だったと思います。
 選出率は9割以上でほぼ全て先発で出しました。
 相手の伝説に電磁波を入れられれば最悪倒れても問題はないです。
 黒バドレックと対面した時はほとんどテラスを切っていました。電磁波と挑発を撒けさえすれば裏で比較的楽に処理できます。
 頭空っぽで相手全員に電磁波を撒けば勝手に痺れてくれるのでカミの磁波は圧倒的調整ミス。

タケルライコ @ とつげきチョッキ

テラスタイプ: でんき

特性: こだいかっせい

性格: ひかえめ

219(148)-83-120(68)-193(148↑)-111(12)-112(132)

じんらい / りゅうのはどう / 10まんボルト / バークアウト

HB…陽気パオジアンの氷柱落とし確定耐え(意地っ張りは50%)
HD…特化化身ランドの大地14/16耐え
S…麻痺込みで準速スカーフウーラオス抜き(黒バドレックス意識)

 現環境においてバークアウトという技を非常に評価しており、カイオーガ、テラパゴス、黒バドレックスを機能停止させられるのが非常に強かった。
 ほとんどの相手に初手出しが可能であり、出し負けを起こしにくいのが強かった。

パオジアン @ きあいのタスキ

テラスタイプ: ステラ

特性: わざわいのつるぎ

性格: いじっぱり

155-189(252↑)-101(4)-99-85-187(252)

つららおとし / ふいうち / じごくづき / まもる
 

 ザマゼンタ対策の霊テラをボコせる地獄突き型
 縛り範囲を広げ、特化ステラの全力不意打ちをお見舞いする。
 麻痺した相手に氷柱落としを打てば25%✕27%で675%行動できない
 困ったら怯ませて解決。

ゴリランダー @ 奇跡の種

テラスタイプ: 水

特性: グラスメイカー

性格: いじっぱり

183(60)-194(252↑)-110-72-90-130(196)

ウッドハンマー/10まんばりき/グラススライダー/ねこだまし

S…準速ライコ+3

 一時期岩ポンに浮気したもののミライドンに全敗したため採用はやむなし。
 グラスフィールドの回復をザマゼンタに乗せられるのがかなりよかったです。
 突撃チョッキを持たせたかったが、ライコに奪われているためなくなくの奇跡の種採用。

 最後の一枠はS18でメタモン、S19でカイリューを採用していたため両方を解説しておきます。

S18ver

メタモン @ こだわりスカーフ

テラスタイプ: ゴースト

特性: かわりもの

性格: なまいき

155(252)-68-68-68-110(252)-61

へんしん

多すぎた黒バドピッピへのメタ。
電磁波を入れたあとにいなないたバドをパクれば暴走機関車の完成。

S19ver
カイリュー @ こだわりハチマキ

テラスタイプ: ノーマル

特性: マルチスケイル

性格: いじっぱり

167(4)-204(252↑)-115-108-120-132(252)

しんそく / ドラゴンクロー / つばめがえし / いわなだれ

タケルライコ、スカーフイーユイ、ウルガモスに強いため採用。
 本当にウルガモスが爆裂超絶ハイパー重いため殺意マシマシの岩雪崩採用。
 打つ頻度はドラクロ>神速>岩雪崩=燕返し
 カイリューを出す頃にはもう既にテラスを切っているため数えるほどしかテラスしていない。
ガエンは先発が優先処理すればいい+ASカイリューはペラすぎるためマルスケ採用。

電磁波について

 この構築は電磁波ゲーする構築です。
 電磁波について世間一般では痺れ狙いの運ゲー技とされていますが、本当の強みは永続のS操作と相手の安定行動を阻害することにあると思います。
 前者は単純でスカーフイーユイに一度麻痺を入れさえすれば容易に上から処理できるためザマゼンタにテラスを切る必要がありません。
 後者はバドピッピ構築を例に出すと、黒バド守る+ガオガエン出しという安定行動をよく取りますが、黒バドに麻痺が入っていた場合25%で守るが不発し即負けを起こす危険性があります。すると、相手は痺れ警戒でそもそも安定行動が選択出来ない訳です。
 こちらが麻痺の入った相手を放置すると、相手側は毎ターン痺れの可能性を考慮した弱い行動しか出来なくなり、ここにザマゼンタの鉄壁やカミの痛み分けを組み合わせると電磁波を打つのに消費した1ターンを大きく超えるアドを取ることが出来ます。
 もちろん電磁波が麻痺痺れという無限の負け筋を作ってしまうのは環境として不健全だとは思います。
ですが、結果的に痺れなくても行動を制限できるだけで強いのに、きつい相手にも痺れワンチャンが作れるのははっきり言って強すぎるため、ランクバトルにおいては一生この技と付き合って行くしかないと思っています。
 ここだけでは言いきれないほど電磁波の強み、弱みを感じてきましたが、これ以上はうまく言語化出来ないためここで終わります。

選出

基本選出
カミ+ザマゼンタorライコ、ザマゼンタorライコ、パオ

困ったらこれ。一番パワーが高く、対応力も高い選出になっています。
イメージとして特殊主体相手はライコ先発、物理主体ならザマゼンタ先発といった感じです

黒バドピッピ
 カミ+ライコ、ザマゼンタ+パオorカイリュー
 カミにノマテラを切って挑発電磁波とバークアウトで荒らしまくる。

追い風黒バド
 カミ+ライコ、裏自由
 電磁波入れた後追い風を枯らし、裏で詰めます。

ミライドン
 初手ゴリランダーと裏パオ確定、残り自由
 全力でフィールドを取りに行きます。ミライドンをパオジアン圏内に押し込めたらテンポを取りやすいです。

白バドレックス
 カミ+ザマゼンタ、パオ、ゴリラorライコ
 白バド対面では挑発+鉄壁から入り、次ターンに痛み分け+ボディプレスで白バドを抹殺します。

カイオーガ
 基本選出通り

テラパゴス
 基本選出通り

コライドン
 カミ+ザマゼンタ、パオ、カイリュー
 カミ+コライの並びがきついもののパオカイで読み勝てばいける寄り。

ザマゼンタ
 カミ+ザマゼンタ、ライコ@1
 カミの命と引き換えにザマゼンタに麻痺を入れ、ザマゼンタで鉄壁を積めば物理の多くなりやすいザマゼンタ構築は詰ませやすいです。

ザシアン
 カミ+ザマゼンタ@2
 鉄壁詰んで頑張って詰ませます。
 ここでもカミには速攻で散ってもらいます。

グラードン
 カミ+ザマゼンタ、カイリュー、パオジアン
 水テラを切ると相手のライコが通ってしまうため、テラスを切る場合は相手の先発を処理するタイミングに気をつけないといけません。

ルナアーラ
 基本選出
 タケルライコでバークアウトを連打していじめます


きつい相手


・隠密マント+積み伝説
 積み伝説には電磁波を入れると比較的楽に倒せますが、相手が上手いと猫騙しと守るを上手く利用してハバカミを処理してくるので微不利です。

・ウルガモス、ブーバー
 はっきり言ってほぼ無理です。全員焼けてしまうのでカイリューが頑張ります。

・聖剣ザシアン
 ザシアン相手にはカミがあまり仕事をできず、ザマゼンタで詰ませる唯一の勝ち筋すら消されるためだいぶきついです。

・化身ランド
 なんか皆ワンパンされるし電磁波通らないし集中したら守られる。

・不意のメンタルハーブ
 絡め手やトリルへの対策を挑発に一任しているためメンハクレセやメンハバレルがきつい。今季勝てなかった原因。

その他いろいろ

 この構築は上振れ(痺れ、怯み)を狙う場面があるため、使用者の運による所は多くなると思います。
 構築作成後の時期から、ザマゼンタ構築としてザマパオライコゴリラの並びが普及してきたときから自分の構築は正解だったと実感が湧きました。
 もうちょっと勝ちたかったのが本音ですが、前期は上振れで実力以上の数字が出ていたのでこんなもんかなと思います。まだまだ修行の身だと痛感しました。


エリザべさんの偽物していたのに勝てなかった


かなり長文になりましたが最後までご覧頂きありがとうございました!
参考になりましたら、ぜひリポストよろしくお願いします
 
 
 
 


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