青森の人と文化にスポットを当てたフリーペーパー「青森ふぁん通信」を作ったよ~
こんにちは。青森市在住の磯野です。
青森市の地域おこし協力隊として「クリエイター人材の誘致、移住促進」をミッションに活動しています。今年で3年目!最終年度です。
普段はワーケーションで来青された方のアテンド、東京での移住フェアなどのスタッフ、SNSでの移住関連情報の発信、移住された方との交流会などを行っています。昨年から自主企画として、フリーペーパーも作らせてもらっており、無事今年度分が完成しました!
ですので今回はちょっとだけ、フリーペーパーについて内容などを紹介させてもらおうと思います。
ターゲット・企画内容
昨年同様、基本的なターゲットはクリエイターワーケーションやアオモリワーケーションの体験者。
県外に住む方々に青森を紹介するのだから、自分が好きと思えるものをご紹介したい。「青森って楽しいよ~」を伝えたい。青森好きな私が思う青森の良さは、「楽しそうに暮らす人、青森に根付く文化」かも。ということで、今回のテーマは「青森の人、文化」に決定。
豊かな感性を持つクリエイターさんや、青森に関心を持って訪れるワーケーション参加者さんが、より青森を好きになったり、興味を持ってくれたりする人や文化とは……?を考え、目次は以下に。
独自路線で制作に向き合う方、青森の魅力に気づき活動する人など、業務中に知り合って、私が推している人(=FAN)や文化を紹介するのが①と②。市民目線からの青森の楽しさ(=FUN)を紹介するのが③。「どっちも”ふぁん”だ!」というのと、読んでさらに青森ファンになってほしい…と願いを込めて、タイトルは「青森ふぁん通信」となりました。
デザイン・イラスト
「青森ふぁん通信」、表紙はこちら。
イラストは中面に登場いただく5人を表していて、デザインとイラストは昨年のマップと同じく、「トヨカワイラスト研究室」のトヨカワチエさん。
「青森っぽい感じでお願いしたい」と伝えたところ、ねぶたの跳人衣装のようであり、りんごジュースのパッケージのようでもあり、懐かしさと妖しさを感じられるちょっとレトロな配色とイラストにしてくださいました。
私は青森って、なんだかよく分からない得体の知れなさがあると思っていて、それをトヨカワさんが表紙に詰め込んでくださったので、感激しました。「たのしいって書いてるけど、なんか真顔の人いるよ」とか「この提灯は…?人の顔の周りにあるもの達は…?」とか、表紙を見て自由に感じてもらえそうな、たのしい表紙になっています。
トヨカワさん、ありがとうございます……!(歓喜)
お話を伺った方々
青森で楽しそうに自身の活動をしている、私の推し達にお話を伺いました。中面は欲張って6人に取材させてもらったため、スペースがぎゅうぎゅう詰めに。。活動に絡んだお話を聞いているので、フリーペーパー全体的に文字量が多めです。
推しはどんな方々か、簡単にご紹介。
・1人目・青森県立郷土館 小山学芸員
昨年からアオモリワーケーションでお世話になっている、イタコや民俗信仰、妖怪などが専門分野の学芸員さん。長年研究されているだけあり、何を聞いてもパパパっと複数の答えをいただけるし、多分小山さんが持つ表現力が豊かすぎる。お話の興味深さとユーモアが相まって、いつも3時間があっという間に過ぎ去ってしまいます。
・2人目・青森市役所 種市課長
超ネイティブな津軽弁を使いこなす課長。「大学時代、本当に東京で暮らしてたんですか?」と聞きたくなる流暢さにほれぼれ。生まれも育ちも青森。津軽地方出身の私も津軽弁を使ってはいるのですが、なかなか超ネイティブな発音はできないし、とっさの単語が出てこないことも。うらやましくなるくらいの津軽弁でした。フリーペーパーには書いていませんが、仕事に対する姿勢をお聞きし、背筋が伸びる思いに。
・3人目・青森県伝統工芸士 小田桐さん
数年前から、青森県で採れる石「錦石」に美しさを感じるようになりました。そこでできた石仲間の小島さんに紹介してもらったのが、錦石の伝統工芸士・小田桐さん。どの季節に行っても笑顔いっぱいで迎えてくれ、石について色々と教えて下さいます。まだまだ長生きしてください。(現在90歳!全くそうは見えない)
・4人目・青森県地場セレクト 中山さん
青森県観光物産館「アスパム」1階にある土産店の名物スタッフさん。青森県民大好き菓子パンメーカー・工藤パンのパン詰め合わせ、いくべぇ(公益社団法人青森県観光連盟のキャラクター)のお誕生会などのオリジナル企画満載の楽しいお店。どの企画も、どの商品についてをたずねても、中山さんが楽しそうに教えてくれるので、つい立ち寄りたくなるお店です。ぜひ行ってみて欲しい!
・5人目・アート黒滝ちょうちん 黒滝さん
リアルな質感のアート人形を作ったり、ねぶた祭で使う提灯を作ったり、理容師として髪を切ったり。マルチに活動する青森を愛する男。黒滝さんのお店は、人形やちょうちん、ランプに工芸品やアート作品が所狭しと並び、圧倒的な存在感を放つ、もはやパワースポット。前に遊びに行ったときは、私を見て「いつも同じ服ばかりで可哀想だから、ける(あげるの意)」とバドワイザー模様のセーターをくださいました。
・6人目・グラフ青森 下池さん
文化についてを載せるなら、「青森の暮らし」下池編集長は絶対外せない…!と打診したところ、ご快諾いただき「朝ラーメン・朝風呂」「焼きそば」「温泉」「ものづくり」についてを教えてもらいました。スペースが許すならもっと色々お聞きしたかった!取材のあとのソフトクリーム&アイス談議も楽しかった。
・市民の方々・
出身、経歴、年代がさまざまな市民6人に、「おすすめスポット」や「青森での休日の過ごし方」など、市民目線で答えてもらいました。暮らしの中に潜む楽しさの片鱗を感じてもらえたらと。すぐに行けるスポットもいろいろです!
青森市在住・市役所職員の嘉門さん、蛍火醸造の後藤さん、ブックカフェ&バー「ボヘミ庵」の太田さん、油川コミュニティ協議会の葛西さん、青森市地域おこし協力隊員の今井さん、皆さんありがとうございましたー!
配布場所
青森市役所柳川庁舎、青森観光物産館アスパム
今後、増えたら追記します!
おわりに
中面は実際に手に取った時に見ていただきたいので、写真少なめでご紹介させてもらいました。写真は協力隊仲間の角間さんに撮ってもらい、皆さんの人柄が伝わる瞬間を撮影してもらいました。良い表情ばかりなのです。
取材を受けて下さった方々のお話が楽しすぎて、原稿の文字数に全く収まらず、何度も何度も書き直したのは良い思い出。とはいえ、それぞれの皆さんの紹介は約500文字ずつ。魅力の一部の一部の紹介といったところなので、もしこのフリーペーパーで興味を持ったものがあったら、ぜひ皆さんで深堀してみてください。わたしはいつか個人的にでも第二弾、第三弾をつくっていけたらいいなと思ってます。
へば、またね~。