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【青森さんぽ】佐々木さん(83)の木彫作品ご紹介

こんにちは~。青森市在住の2年前にUターンしてきた磯野です。

青森に戻ってきてから、気になっていた場所があります。
青森市内から浅虫方面へ向かう途中にある元商店のような建物で、大きなガラス戸の向こう、建物の奥を見つめると、木の人形のようなものがずらりと並んでいるのです。

横目でチラ見しながら気になり続け、初めて訪ねたのが1年前。
何度かお邪魔し、その度にほっこり愛らしい作品に癒されているので、そのかわいらしさを今回少しだけ紹介させていただこうと思います!

愛らしすぎる木彫り人形たち その1

早速、人形たちをご紹介。
森の仲間たちがお出迎え。こんにちは~。

たのしそう
凛としたトナカイ
おとぼけ顔のゴリラたち
軍配を持ったヘビ、唯我独尊
店内の一角。キーホルダーやぬいぐるみは拾い物だそう

つくり手紹介/木彫り歴約30年の佐々木さん

人形の制作者は佐々木さん。83歳。元は酒や金物を扱う商店を営んでいたそうですが20~30年ほど前から休業し、同時期ごろから木彫り人形を作り始めたとのこと。山を持っていて、間伐材がもったいないから掘り始めたのだとか。

チェーンソーとサンダーを使い、独学で自由に作りたいものを作り続け、今では店内を埋め尽くす数に。

店内入って左の日当たりの良い棚にいるたぬき人形

こちらが佐々木さんの初作品。木の葉を張り付け、たぬきの毛を見事に表現しています。色合いもめっちゃ良い!

人形作りで意識していることを聞いてみると、「どの人形も、全部の行程で心を込めて作ってる。作ってる最中に良いなと思っても、遠くから見ればイマイチだったりするから、たまに遠くから見たり。色々やってみてるよ」と笑顔で教えてくれました。

佐々木さんは、写真が苦手…とのことで…代わりに、佐々木さんが鏡を見ながら作った自画像ポストの写真を貼ります。店内に設置されていて、郵便物は口部分に入れる形式。手のひら部分には置き配もできそう。

佐々木さんにそっくり!

愛らしすぎる木彫り人形たち その2

木彫り人形はまだまだあります。
ということで、お次は佐々木さんのアイディア溢れる作品たちをご紹介。

さきほどの自画像ポストの向かいに立つのがこちら。
たぬきの像に「高いな」という文字が彫られていますが…?

「たぬきの『高いな』。意味わがんねべ? 『高いな』から『た』を抜くと、『かいな』さなる。ここ店だはんで、買いなってことだな」と佐々木さん。ダジャレ人形でした。幼少期に読んだ雑誌のマンガに「たぬきの高いな」の1コマがあり、ずっと覚えていたのだとか。記憶力…!

ひょうたんとかソロバンとか、色々荷物を持つたぬき

こちらは「幸福神社」。ふくふくした狛犬が鎮座し、幸せになれそうな雰囲気いっぱいです。楽しそう。過去、オーストラリアから青森へやってきた外国人観光客の方が、店の外から見つけ、中に入ってお参りをして行ったとか。ぐっとくる良いエピソード。。

なかよし村とか最高すぎる

動物以外の作品も色々。

七福神様!
車タイプも色々。牛が釜を引いてるめごい!

店内入ってすぐにはこのようなエリアも。
(※「いらっしゃい」と書かれていますが、お店は休業中です)
ぬいぐるみのカラフルな色合いが、木の温かみとマッチして独特な雰囲気を作り出しています。おばあちゃんの家っぽくて心が和みます。

最新作はまだ作りかけとのことですが、特別に少しだけ見せていただきました。モチーフは鷹!夏は暑くて作業ができないので、秋頃からまた作品作りを再開する模様。完成が楽しみです。

桜の木を使っているらしく、堅くて大変だったとのこと


終わりに

色々と作品を紹介させていただきましたー!
佐々木さんの作品、どの人形もくりっとした目やフォルムがかわいらしく、
毎回ほっこりしています。写真を見て、少しでも癒しの雰囲気が伝わったらうれしいです。

青森にも、市井の人々の中に、素晴らしい作品を手掛けるアーティストがいるのだ!と実感したので、今回まとめてみました。
まだまだ私が知らないだけで、色々な方や場所がいるんだろうな。。

お気に入りの組み合わせ。水色の子のペアがかわいい

佐々木さんの人形たち、めっちゃ良いんですよ~~!

最後までお読みいただきありがとうございました!
また読みに来てくださいね。

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