DAY9: KUROSHIMA

7時半頃起床。準備して、朝ご飯へ。

食べてると、宿の奥さんが島唯一の大工さんに連絡を取ってくれて、新築現場を見せてもらえることになった！私が大工志望と聞いて、繋いでくれたのだ。

9時半ごろ、奥さんとジョアンナと現場へ向かう。
着くと、大きな2階建ての素敵な家。
色々と教えて頂いた。

その家は、ベタ基礎で、コンクリートブロック・鉄骨・木のハイブリッド構造であった。なんとビックリ、設計士はおらず、大工さんが設計も担っているらしい。図面もないとのこと…！

強度大丈夫なのかな…とは思ったけど、そこは大工の長年の勘と知識でカバーしているのだろう。凄すぎる。

塩害、台風、蟻害など、八重山諸島での家造りはなかなか難しい課題がある。RC造が沖縄で多い理由はそのためだろう。

色々な工夫、考え方を聞いて本当に楽しかった。
2時間ほど満喫させてもらって、さすがに宿に帰った。

もうお昼頃だったので、港のカフェに入りお昼ごはんを食べていると、昨日宿で一緒になった女性たちとまさかの再会！今日は「幻の島」に行ったらしく、ウミガメを見たことなどを教えてくれた。

午後は宿に帰り昼寝。がっつりと。
17時にはジョアンナが仲良くなった「マキさん」を紹介してくれる。ビックリなことに、私達を軽トラの荷台に乗せて桟橋に連れていってくれた。

マキさんと娘さんのイトちゃん、刺繍が上手なナルミさんとジョアンナと、桟橋で夕日を見ながらお酒を飲んだ。マキさんは織物を輸入して売っているそうで、明日、工房を見せてもらうことに。

あとはジョアンナが南極や北極に行ったことがあること、そこでのトイレ事情など、たくさんの話を聞くことが出来た。

これだけで大満足だが、帰って夕食。これまた新たな宿泊者とおしゃべりする。

たくさん人と会って、お話して、新たな世界が開けた気がする。

やはり、何泊もしたからこそ、この特別な経験ができたのだと思う。本当に宝物みたいな一日だった！