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【お酒好き必見】ソーダストリームの飛躍に隠された戦略


はじめに


私はお酒が大好きだ。
 ・ビール
 ・日本酒
 ・サワー系各種 (特にレモンサワー)
 ・ワイン
と、だいたいのお酒は飲める。

新型コロナウイルスが出る前は
よく居酒屋に行っていたものだ。

美味しいご飯と美味しいお酒
妻や友達と楽しく会話する時間
活気のある店内の雰囲気

一瞬だけでも忙しい毎日から解き放たれたような
そんな現実逃避も相まって
お酒の魅力に取り込まれている


コロナ禍になってからは
居酒屋に行くことがほとんどなくなったので
家飲みが格段に増えていった。

そして、最近は
「ソーダストリーム」で作った炭酸水と
レモンサワーのリキュールを混ぜて作る
レモンサワーがとても気に入っている。

ちなみに、このソーダストリームは誕生日プレゼントとして
大学時代の友人がくれたものだ。

「自宅の水にガスを入れて炭酸水を作る
 何がいいんだこれ?」

正直な感想はそんなところだった。

しかし、実際に炭酸水を作ってみると
 ・水道水がスッキリ爽快な炭酸水に早変わり
 ・飲みたい時に作れる (常備する必要がない。省スペース化)
 ・炭酸水を購入するよりリーズナブル (500mlあたり18円)
 ・ゴミが激減 (ペットボトル、チューハイ缶)
とメリットしかないことに気付かされた。

本当にいいプレゼントをもらったと思っている。


昨日もコストコで買ったポテトチップスと酢イカをつまみながら
レモンサワーを嗜んでいた。

ふと、ソーダストリームが目に入り
「そもそも、これっていつ誕生したのか?」
「いつから流行り出したんだ?最近だよな?」
「昔はなかったから、誰かがビジネスチャンスを手にしたんだ」
と思った。

そこで
今回はソーダストリームについて軽く調べつつ、
投稿にまとめていきたいと思う


SodaStream社の概要


SodaStream社について調べてみると、
まず驚かされたのが

創業:1903年  @ロンドン

なんと、1世紀以上も続く老舗企業であった。
ちなみに、日本企業で100年以上続いているのは下記の通り。
 ・キューピー(株) (マヨネーズはこれ)
 ・ハウス食品(株) (我が家はバーモントカレー)
 ・任天堂(株) (Nintendo Switch欲しい)
 ・キリンホールディングス(株) (ビールはアサヒが好き)

どれも有名な企業であり、
ヨーロッパにとって「SodaStream社」はそのポジションである。

それだけ庶民の生活に浸透しており、
普段飲んでいる水に炭酸ガスを入れる行為が習慣化している。

確かに、イタリアに出張した時、
レストランでは飲料水と炭酸水を両方出されていた。

日本では炭酸水を飲む習慣がないため、
珍しいなーと感じていたが、ヨーロッパでは普通なのだ。

そんな老舗企業であるSodaStream社、
日本に上陸したのが、今から約10年前の2011年であった。

これを聞いて
「10年前にソーダストリームなんてあったか?」
と感じた方が多いのではないだろうか。

私も同感であるし、
むしろ流行ったのはここ1~2年ではないかと感じている。

もちろん炭酸水は昔からあったし、
コンビニやスーパーで買うことはあった。

しかし、
自宅で炭酸水を作るという発想はなかった。

日本で飛躍した背景には
SodaStream社の徹底したブランディングがあった。


地道なブランディング


日本に上陸したのはいいものの、日本人は
 ・炭酸水を飲む習慣がない
 ・炭酸水を自宅で作るという発想がそもそもない
という状態だったため、ゼロから市場を創っていく必要があった。

一方で、販路決定には慎重な一面を見せた。
例えば、
 ・実店舗を持たないネットのみでの販売
 ・量販店での季節限定販売
 
ディスカウント価格で販売
などの要望は避けてきた。

「季節限定の商品」「安さ重視の商品」というレッテルが付けば、
ソーダストリームの価値が失われてしまうためだ。

また、ブランドの世界観に合わない切り口での取材は
全く受けないスタンスを貫いた。

このように
目先の利益に捉われず
ソーダストリームの価値向上に重きを置く

そんな地道なブランディングを日本上陸から5年続けたのである。

この徹底したブランディングが功を奏し、
ソーダストリームの需要が高まっていった。

そうすると
今度は買いやすさが求められるため、そこで初めて
 ・家電量販店 
 ・スーパー
 ・ドラッグストア
などに販路を拡大し、需要に応えていったのである。


話は少しそれるが、
アフィリエイトによるマネタイズにおいても、
このブランディングはとても参考になる。

例えば、
 ・自分が好きでもない商品だけど、単価が高いから紹介する
 ・本当は使った事がないけど、たくさん使ってるアピールをする
 ・フォロワーさんのニーズに合わない商品を紹介する
など、目先の利益は獲得できるが、
インフルエンサーの信頼(価値)は減少するであろう。

信頼できなければフォロワーはどんどん離れていき、
長期的な目線で見れば大損することになる。

結局、自己投資も株式投資もそうだが、
長期的な目線で、地道にやっていくのが大切
と改めて気付かされた。


コロナや環境問題が追い風に


新型コロナウイルスにより、外出制限が余儀なくされた。
冒頭の私のように、居酒屋に気軽に行けなくなり、
家飲みする人が急増したであろう。

結果、自宅で炭酸水を作るニーズが顕在化し、
新規顧客が増えたようだ。
私もその一人である。


また、昨今のSDGsや環境問題の観点から、
ソーダストリームは画期的な商品である。

なにせ、マイボトルに水を入れて炭酸水を作れるため、
ペットボトルのゴミを大幅に削減することができる。

SodaStream社はこう語る。

同社の売り上げは、世界中で高まるプラスチックごみ削減の流れで2020年に比べ145%増になったという。結果としてそれまで「670億本のペットボトルを削減する」という目標を「およそ20%増の780億本」に上積みしたほどだ。

家電Watch

780億本と言われてもピンとこないが、
とにかく環境問題解決に貢献しているのは間違いない。


おわりに


今回は自宅で気軽に炭酸水を作れる
「ソーダストリーム」についてまとめてみた。

この商品は
お酒好きの方には自信を持っておすすめできる。

調べてみると、炭酸水は料理や洗顔にも使えるみたいだが、
こちらは使った事がないので、よくわからないのが正直なところ。

少しもったいない気もするし、
私は美味しいレモンサワーが飲めればそれでいいと思っている。


今流行っている商品は
ポッと出て成功したものもあるかもしれないが、
ソーダストリームのように地道にブランディングをしていき、
ある時爆発的に売れるという商品もあるのだ。

それほど自信と誇りがあったのであろう。
でなければ、目先の利益にいってしまう気がする。

とてもいい勉強になった。


さて、もう一杯レモンサワーを飲んだら
今日は寝るとするか。


ぽん太
(2,789文字)


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