【ゆったりしたお金持ち-78】明るい未来を思い描く

　誰しも将来について想像することはあると思います。

　私が知っているゆったりしたお金持ちは、将来に対してポジティブで、明るい未来を思い描く人が多いです。

　お金持ちなのだから、明るい未来を描いても不思議ではないと思われるかもしれませんが、ゆとりの無いお金持ちはどれだけお金を持っていても安心感を得られないということもあります。

　人を信用することができなくて交流するのを避けてしまったり、死ぬまでに使い切ることができないほどの大金を持っていてもさらに貯蓄に励もうとしたりします。

　羨ましいほど優雅な老後生活を送っている人から聞いたのですが、若いころから「自分の老後の人生はこうありたい」と思い描く姿を持ち続けていたそうです。

　実際にそれが叶うかどうかは分からなかったけど、常にそうなるのだという強い意識でいたそうです。

　不思議なもので、ずっと思い描いていると段々そこに近づいていくのよね、と話してくれました。

　実現に向けての努力はそれなりにしてきたそうです。

　しかし、それは自分の願いを叶えるためのものだったので苦では無かったとのことです。過去を振り返り、あのとき頑張った自分にお礼を言いたい気持ちになるそうです。

　確かに、老後の生活を考えたときに、健康面での不安があったり、経済面での心配があったりとマイナスのことばかりを考えてしまうと心が豊かではなくなってしまいます。

　しかし、老後は悠々自適に生活をしたい、趣味のゴルフや旅行を存分に楽しみたい、孫たちと楽しくゆったりした生活を送りたい、大好きなお花と共にガーデニングをして過ごしたい、などと明るい未来を思い描くことができたら、将来が不安だからと節約するよりも、気持ちが晴れやかでいられる気がします。

　ワクワクする気持ちがあると、苦手なことも少し頑張ってみようかなと思えたりするものです。

「どうせ叶うわけがない」と思い込んでしまうと行動範囲も狭くなってしまうかもしれません。

「きっと叶う」と前向きに考えることができるだけでも、豊かさは違ってくるものなのでしょうね。