【ゆったりしたお金持ち-96】頭と尻尾は求めません

ゆったりしたお金持ちは株式投資の経験がある人がほとんどです。そして、投資の際にもゆとりを持った行動ができていると感じます。

それは、「頭と尻尾はくれてやれ」といった相場格言を実践している人が多いからかもしれません。

株式投資をする際に有利なのは通常の市場価格より安価で購入することです。また、売却する際に高値で売ることもとても重要です。

しかし、そのことばかりを頭の中で考え過ぎてしまうと売買のタイミングを逃すこともあります。もう少し待てば価格がもっと安くなるかも、もう少し待てば最高値で売り抜けることができるかもと考え出すとキリがありません。

そのため、頭と尻尾はくれてやれという格言が存在するのです。売り買いは腹八分という格言もありますね。

ゆったりしたお金持ちの中にも、投資初心者の頃に思いのほか安く買うことができたり、一瞬のタイミングを逃さずに最高値で売却することができたりしたという経験を持っている人がいます。

でもそれは、単なる偶然に過ぎなかったと言う人が多いです。自分には投資の才能があるのではないかと一瞬思った時期もあるが、そんな大層なものではなかった、と。

そのことに気付いてからは、頭と尻尾は求めず、深追いしないようになったという話をよく聞きます。そうすることで、大勝ちすることも無いが大負けすることも無くなり、結果として余裕をもって投資に臨むことができるのだそうです。

このような気持ちのゆとりと冷静な判断が投資のコツでもあり、長続きする秘訣でもあるのでしょうね。