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【ゆったりしたお金持ち-93】富を築くには収入よりも貯蓄率

もう少し収入があれば貯蓄できるのにと考える人がいますが、実は貯蓄額に関していえば収入が多い人ほど貯蓄額も多いということはありません。

ゆったりしたお金持ちの人は「富を築くには収入よりも貯蓄率」ということをよく言います。収入がどれだけあっても使ってしまう人は使ってしまいますし、収入が少なくても堅実に貯蓄を増やす人はたくさんいるからです。

これは、マネー相談や家計簿診断をさせていただく際にもよく感じることです。

収入から考えるともう少し余裕のある暮らしができてもいいのにという場合もあれば、収入は平均的な額より少なくても、しっかり無駄を省いて貯蓄に回すことができ、ゆとりも感じられる生活の人もいます。

貯蓄は何となくでは貯まっていきませんが貯蓄率を意識することで目標に到達しやすくなることは確かです。

貯蓄が得意な人は、収入の半分くらいを貯蓄に回しても平気だということが少なくありません。年間の手取りが120万円程度の人でもそうです。各月10万円の手取りの内、5万円を貯蓄するのです。

毎月5万円で生活をするなんて考えられないという人もいるかもしれません。

しかし、貯蓄が得意な人は残りの5万円でどうやって生活をしようかというプランを立てます。

無理だとは考えずに、実家で暮らすか?安いシェアハウスを借りるか?築古の格安賃貸物件を探すか?と、とりあえず住居について考えます。

その後、食事は自炊にしたらいくらかかるか?まかない付きの仕事をすれば食費は浮かせられるか?安くて腹持ちの良い食材は何か?などと考えます。

同じ様に洋服について、交通手段について、美容について、スキルアップについて、趣味について、、、と色々考えていきトータルで5万円に収まる方法を見つけてしまうのです。

先に家賃はいくら、洋服代はいくらと予算を決めてしまうと足りなくなったら補充する必要が出てきます。そうなると、余った分しか貯蓄することができませんし、あまらなかったら貯蓄額は0になってしまいます。

しかし、使えるお金の上限を決めてその中でやり繰りをする習慣ができていると、仮にお金の上限額が変更になっても、また新しいやり繰り方法を考えることができるのです。

自分なりに貯蓄率を意識して、その分には手を付けないライフスタイルを手に入れた方が確実に富は増やせます。

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