【ゆったりしたお金持ち】㊶ご縁に良いも悪いもない
「良いご縁に恵まれますように。」と思ったことはありませんか。
私は人間関係で悩みたくないので、仕事関係でも趣味関係でもご近所さんでも、できればよいご縁に恵まれますようにと常々感じています。
しかし、ゆったりしたお金持ちの知り合いは、「人とのご縁に良いも悪いもない。」と言い切ります。
なぜなら、何かしらのご縁であっても、自分にとっては全てがありがたいものだと思っているからだそうです。
楽しいことや幸せなことを運んできてくれるのが良いご縁だと思ってしまうと、他人に望みを託すようになってしまいます。
そうなると、自分と気が合う人や互いに理解しやすい人を身近に置こうとしてしまうかもしれません。
また、そのような人とめぐり逢えないことを、不運だと思ってしまうかもしれません。
もしかしたら、自分に厳しい意見を投げかける人や、自分の好みとは異なる人を遠ざけてしまうかもしれません。
しかし、それは自分の人生の幅を狭めてしまうかもしれない、ということのようです。
社会には色々な人がいるので、自分とは異なる考え方の人からも刺激を受けたり学んだりすることはたくさんあります。
苦い経験をしたとしても、それが自分の成長に繋がるのであれば、苦みを与えてくれた人もまた良いご縁なのだと考えるようにしている、とのことでした。
何とも深い話だなと思いましたが、そのような考え方をすることで受け入れ態勢ができるので、人間関係の悩みを感じることが少なく、おかげで平穏な日々が送れるとも言っていました。
確かに、気が合う人と毎日楽しく過ごすことができれば、それに越したことはありませんが、壁にぶつかってそれを乗り越えたり、苦悩してそこから脱出することができたりした場合、自分のステージが少し上がったと実感することができるかもしれません。
苦手意識を持って避けてしまっているようなことでも、過ぎてしまえば何でもなかったと思えるようなこともあるかもしれません。
だからこそ、どのようなご縁でも有難く大事にすることで、自分の視野を広げるチャンスに繋げていった方が良いのかもしれませんね。
私は、豊かな人はご縁に恵まれてきたから、物質的にも精神的にも豊かなのだと思っていましたが、根本的な考え方が違っていました。
全てのご縁を味方にしているのだから、これは最強だわ!と納得してしまいました。