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【ゆったりしたお金持ち-79】いくらあったら満足するか

 お金持ちの人は「どうすればお金持ちになれますか?」という質問をよく受けるそうです。

 私の知り合いは、そのような質問を受けたときに「あと、いくら欲しいですか?」と聞くそうです。

 もっとお金持ちになりたいと思う人は、「あと100万円あったら」とか「あと1000万円あれば」とか「今より1億円多く持つことができれば」と、具体的な金額を提示するそうです。

 確かに、今よりも多くの資産を持つことができたり、今よりも多くの収入が得られたりするとなれば、豊かに暮らせるに違いありません。

 しかし、「それでは終わらないから怖い」と知り合いは言います。望んだ収入や資産を手にしても、満足が永遠に続くわけではなく、そこからまたさらに100万円、1000万円、1億円…と望みは続くのだそうです。

 お金に対する欲求を持ってしまうと、天井がないので永遠に続くというのが、その人の持論です。

 そのため、お金を持つことはゴールが無く、果てしない道のりだと覚悟する必要があるとのことでした。

 一方、誰でも底を知ることはできるといいます。最低、いくらあれば生活をすることができるか、最低限のラインを知ることはできるというのです。

 確かに、生活が成り立たなくなるギリギリのラインは、自分で確認することができます。お金持ちになる人は、そこをしっかり理解していると教えてくれました。

 最低限のラインを理解することで、それを超えた分に対して日々認識することが大事なのだそうです。

 今日も余裕がある、と思うことで幸せを感じられるかどうかがポイントのようです。

 まだ足りない、もっと欲しいと思いながらゴールのない道のりを進むよりも、遥かに豊かさを感じられるそうです。

 また、経済的にピンチになっても、とりあえず最低ラインを死守することを考えればいいので、漠然とした不安にかられる必要もなくなるのだとか。

 そんな風にしてお金に対する感情を自分でコントロールすることができる人は、自然とお金持ちになっていきますよ、ということでした。

足るを知る者は富む、ということですね。

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