【ゆったりしたお金持ち-61】知らないことを知らないと言える
知らないことでも、つい知ったかぶりをしてしまうことがあります。何となくでしか理解していないのに、理解した気になってしまうこともあります。
ゆったりしたお金持ちにとって、このような行動こそ「もったいない」に繋がるのだそうです。
確かに、ゆったりしたお金持ちは自然体でいることが多く、物事に対してかなり柔軟です。会話の途中で知らないトピックが出ると、「それって何?教えて」と即座に尋ねます。説明を受けてもしっくりこないような場合は、「よく分からないから、もっと詳しく教えて」と頭を下げます。
教える側が必ずしも親切な人だとは限りません。「こんなことも知らないの?」「常識だよ」などと言われる場合もあります。それでも、知らないことを知らないまま、やり過ごしてしまうことはとにかく避けます。
なぜなら、世の中には知らない世界がたくさんあって、そこを追求することで新しい世界が開けたりすることが多いということを知っているからです。
自分が下に見られることに関しては何とも思わないため、虚勢を張ることがありません。そこにはあまり価値が感じられないからなのでしょう。
「教えて」ということは恥ずかしいことではなく、躊躇して教えてもらわないでいることが人生においての損だと思っているのです。
自分の知的好奇心を満たすことはとても価値の高いことで、知らないことを知っている人から学ぼうとするための勇気と努力は惜しみません。
「そんなこと、知らなかった」と過去形で言う人がいます。
知らなかったから→行動することができなかった、となるわけですが、ゆったりしたお金持ちからすると、それが人生における損だと考えるのです。
そのため、「知らない」と現在進行形で言うことができ、なるべくその場で解決しようとするのです。
知らないままでいると、人生の選択肢が少なくなってしまうので、自分で自分の世界を広げるために、知ることに貪欲なのだと思います。結果として、自分の世界をどんどん切り拓き、成功を手にしていく人が多いです。
選択肢が広がっていく過程は、ワクワク感や高揚感を生み出してくれます。
結果よりもその過程を楽しむことができるのが、ゆったりしたお金持ちです。
待っているだけではだめで、知らないと言わないと教えてもらえないこともあります。
知らないと言うことを恥ずかしいと思ってしまうと、自分で自分の世界を狭めてしまうことになるのですね。