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タイミーのタダ旅を利用したリアルな話

「仕事7割 旅行3割 それがただ旅」


こんにちは!

みなさんはタイミー社が最近発表したただ旅をご存知でしょうか?
それは無料で旅行に行けるという夢のような新サービスです!https://taimee.co.jp/newsroom_business/tadatabi/

今回はそれを使ってタダで旅に行ってきたのでレポートしたいと思います


※このサービスはベータ版であり、リリースされるころには著しく変更されている可能性があります
※このレポートは事実を書くとともに完全な主観での感想になります


「タダで旅行を味わうワクワク」1日目


まず新幹線に乗ること自体久々で人生初の北陸新幹線だったこともあり
ワクワクは最高潮に達していた

「どんな旅行ができるんだろう?」
「部屋はどんな感じだろう?」
「ご飯はおいしいのかな?」

いろいろな期待が僕の頭をよぎりました

Twitterで知り合ったもう一人の方と合流し、長野駅に到着!
一度来たことのある長野駅には愛着がわいていた
思い返せば青春の1ページでもある

ここでは少し時間があったので長野名物のおやきを1人1つずつ買いそれをシェアして、長野駅で食べた
この時点では「僕たちは旅行をしに長野に来た」そんな気分だった

ここからバスを使いゆられること1時間半、有名なモンキーパークを通過してさらに山の奥に入った
今回のホテルは志賀高原ホテル一望閣!


僕は聞いたことはなかったが志賀高原は有名らしい
バス停を降りて2分もするとホテルに到着する
「外観はきれいだなー」そう思いながらホテルに入った
中はいわゆるバブルに建てられた建物って感じでレトロさは少しあった

フロントで「タイミーから来ました」と話すと「あーちょっと待っててね!」と笑顔で対応してくれた
どうやら個人経営のホテルでアットホームな感じだった
少し待つと社長が対応くれて「よく来たなー早速滑るか?」と言ってくれた
実はGW中だったがまだ雪が残っており、雪質は悪いがスキー客はいた

午後1時過ぎについた僕たちは夕方までお仕事は無かった
「お願いします!」そう言ってスノボの板とウェアを貸してもらった

人生初のスノーボード!スキーもしたことがない僕にとっては未知の領域だった。早速一緒に来ていた人に教えてもらい立とうとすると全然立てない!
何度も滑ってしりもちをついた
立てない時点で話にならないw
何度もトライしていくうちに一人のおじさんが声をかけてくれて簡単な立ち方を教えてくれた
そのおじさんいわく腹筋が無いから立てないらしいw
運動不足がここでばれることになったw
体系からも予測できるが・・・

立つことはできたが今度は滑れない!
そんなこんなでほとんど滑ることができずにスノーボードは終了した



ここまで知っている人は知っていると思うが実はただ旅は旅行先で働くサービスであり、この後出勤しなければならなかった
全身びしょびしょの体でお部屋に案内されるとそこには旅行とはいいがたい光景が広がっていた

完全にスタッフ部屋やん・・・

けしてきれいとは言えない畳に申し訳程度のベット
テレビはリモコンは無い状態である

僕たちは目を疑った

「これって旅行なん?」

二人とも旅の経験があるため、汚い部屋にはある程度耐性がついていたため、ひとまず我慢することにした。

出勤するとそこは夕食のバイキング会場だった
ここから4時間働かなければならない

内容は席に座った客にドリンクを進める仕事
後は客が落とした食べ物を拭く作業、食器を片付ける作業だ

いわゆる誰でもできるバイトって感じがした
担当者の方は優しい口調で話しかけてくれる
4時間労働が終わり、疲労はピークに達していた
ここに来てから初めての食事!
事務所の食堂でいただいた
バイキングの残りとはいえ、十分な感じだった

お風呂に向かった
温泉ということもあり、かなり硫黄臭い室内
シャワーの温度を調節する部分は硫黄の成分か何かで全く動かない状態だった。まぁ温泉ってこんなもんだよねと思いながらお風呂を上がった
次の日は7時に出勤しなければならない
明日早いことやWi-Fiがよく切れることから早く就寝した


この後タダ旅の本性が現れる



「疑問と疲労が溜まっていく旅行」 2日目

2日目は絶対に遅れてはいけないという
プレッシャーから6時にしっかり起床
その後お仕事は朝のバイキングである
朝はお酒を進める必要が無いので
基本的にお皿を下げる仕事しかないので楽である
「おはようございます!」大きな挨拶を客にするところから一日が始まる

その単純作業を終えて朝ごはんを食べる
朝ごはんの時間は15分、量を食べる僕には早食いをしなければならないw


朝ごはんが終わると次は部屋の掃除に入る
10歳でもできそうな作業、掃除機を各部屋にかけていく作業になる
そして午前中の部、4時間労働が終了する


掃除機をかけている時間は考えることが多い
「なんでお金がもらえないのに働いているのか?」
「これを旅行とするなら出張と変わらないのではないか?
自分の中のタダ旅のイメージが変わっていった

【これはタダ旅ではなく、タダ働きではないのか?】


スノーボードは筋肉痛とやる気が起きないため今日はしないことにした
なら他にやることはあるのか?
基本的に寝ることしかできない
なぜなら志賀高原は森しかなく最寄りのコンビニまで19キロも離れている


休憩は11時15分~16時30分まで5時間15分もある

でも昼ご飯を食べたり昼寝したりするとあっという間に時間は過ぎていった

感覚はまさに「リゾートバイト」

部屋の不満と労働時間の不満からタイミーのCEOに連絡を入れた
それは今どんなことを思っているのかということを文にまとめた
するとCEOは真摯に対応してくれた
わざわざ電話までしてくれて部屋の変更と労働時間削減を実現してくれた

一つだけ気になったことは対応が丁寧すぎたこと
実はタイミーのCEOとはインターンで面接に行きその時はタメ口で軽い感じで話しかけてくれたが今回は
カスタマーサービスのような口調で話しかけてきた
僕はそれに壁を感じてしまった


だがCEOがホテルに交渉してくれたこともあり6時間労働にまで削減された
夕方の労働時間は2時間になった
2日目夕方から2時間労働になった
だが内容は前日と同じ


大きな進歩があった1日だった
午後の勤務が終わると客室が使えるようになっていた
昨日住んでいた場所より何倍も快適な生活が待っていた
まず枕がぺちゃんこではないことに感動したw



「呼吸が合い始めたが労働は変わらない」 3日目




今日も同じように7時に起床した
3目の朝は何も変わらない

いつものようにバイキングの会場に向かう
もう3日目となれば慣れたものだ
いつものようにその後部屋の掃除に入った

ふと窓を見るとそこには絶景が広がっていた
あ、俺旅行してるんだ・・・
そう思った瞬間だった



午前の労働が終わり、ダラダラ過ごしてしまった
このただ旅の欠点はそこでもある
朝が早いために昼間の休憩で寝てしまうことがある
それと今回は完全な山の中なのでやることがスキーしかない

夜の労働も何も変化はなく終了した
まかいないを食べている時「呼吸は合い始めた」
そう思った
部屋に帰り僕は就寝した


「終了を意識しだすと早いただ旅」4日目



この日も朝はやく起床し
僕は今日が一日このホテルで滞在する最後の日だと思った
そんなことを思っているとすぐに午前の労働が始まる時間になる
職場までは1分で行けるのでギリギリまで寝ることはできる

午前中の労働はあっという間に終わりスキーに行くことになった
正直、初日で痛い目にあっていたのでやる気はなかった
せっかくなのでチャレンジしてみた

今回は近所の違う場所のスキー場に向かった
今度はスキー場で初心者向けのYou Tubeを見て
滑り方や方向転換の方法、止まり方などをしっかり学んだ
それの通りにやるとなんと滑ることができた!

だがブレーキは習得していないのでお尻で止まるしかない笑

実は今回のスキー場は
すごく規模が大きくかなり高い山まで行くことができる
景色を見る目的でまずは向かってみた
すると経験したことないような絶景が広がっていた


そこはちょっとした観光地のような感じになっており
そのままリフトで下る人もいて
最初は僕もそのままリフトで下ろうと考えていた

するといきなりおっちゃんが
「お前滑らんのんか」と喋りかけてきた
「初心者で怖いんです笑」
「何言っとんな別に怖くないわ、滑ってみー」
「ホントですか?ならちょっとチャレンジしてみます!」

こんな感じで僕は山のてっぺんから滑ることを決断した
最初はコケてばかりでもうスノーボードなんかするもんかと
心の中で思っていた
がちょっとずつ滑れるようになってきた

そしてついにブレーキを習得した!
無事にふもとまで下ることができ達成感があった
あのおっちゃんが言ってくれなければ
僕はまだブレーキを掛けていることができなかっただろう

少しだけだがスノーボードの楽しさがわかった気がする

午後の労働を終え、まかないを食べていると
明日でこの人達ともお別れなのかと思いながら少し悲しかった

そんな少しの悲しみと共に静かに僕は就寝した


「ほんとはもっと居たいかもしれない」5日目


今日も何も変わらない日常が始まる
気づけばただ旅は僕の日常になっていた

あっという間に最後の労働は終わり、自分の部屋の片付けに入った

気づいたらバスの時間は迫っていた
昼ごはんのビーフシチューパスタを急いで口に詰め込み
最後のあいさつに回った
板前さんの「がんばれよ」その言葉が自分に深く刺さった

パンパンのリュックを持ってフロントに向かった
残念ながら社長は外出していたが最後は僕たちを温かく送ってくれた
「GWだから新幹線は混んでるかもね」
「グランクラスなら空いてるかもね笑」
そんな話をしていたらバスの時間が迫ってきた

「ならまた明日!」


最後に最高の笑顔でお別れした

さすがに自由席は空いてませんでした笑

終わりに

このただ旅を一言で表すと「改善はまだまだ必要」といったところだ
だが僕は確実に普通の旅行では味わえない感情を味わうことができた
一方で1日8時間は旅行ではないし、仕事内容も「体験」とはいいがたかった
それと今回は場所も悪かったかもしれない
いろいろなフィードバックはこのあと下記に書き残しておこうと思う



フィードバック

行く前の期待

・旅行がメインで労働は少しだけだと思っていた(目標ラインは4時間)
・客室に泊まれると思っていた(客室に泊まれるリゾートバイトも多い)


ただ旅で感じたこと

・旅行先で8時間労働なら出張と変わらない
・部屋が汚い(1日目)
・何をモチベーションに労働すればいいかわからない
・明日にでも帰りたい
・リゾートバイトの方がお金もらえていい
・ただ旅の価値は何か?
・8時間労働だと旅はできない
・拘束時間を参加が決まってから提示することはよくない
・「タダ旅」「無料で旅行」と書いてあり、旅なのか旅行なのかわからない
・契約中のキャンセルはできるのか?
・新幹線からバスに変更して労働時間を減らしてほしい
・ホテル内の人間関係もかなり重要
・保険が無いから自己責任なのか
・途中で病気になって仕事できなくなったらどうするのか?
・あくまでもホテル側が労働者として扱われる

事実

・ホテル側は派遣バイトだと思っていてタイミーや旅行者のギャップがある


タダ旅のメリット

・お金が無くても遠出ができる
・ホテルの施設は使い放題(スキーや温泉など)
・派遣先の事情を少し知ることができる(積極的に聞けば)
・新しい人と出会うことができる(基本は従業員)
・お客では普段見れない場所が見れる(事務所や厨房など)

タダ旅のデメリット

・今の仕事(収入源)の方が楽しい可能性がある
・利用者は旅行に来ているのか働いているのかわからなくなる
・ホテル側に制限される可能性がある(アメニティー、露天風呂不可など)
・途中で帰れない
・派遣先によって楽しさが左右される


ここまでご覧いただきありがとうございます
このnoteは有料にしようか悩んだのですが
今回は無料公開にしたいと思います
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今後の旅の資金として使わせていただきます ちなみに自分より他人にお金使ったほうが幸せになるらしいよ