サラリーマンが研究所を創ってみた_#1.Introduction
Introduction ( Why? ) : なぜ研究所を創りたいのか?
自分の研究所が欲しいと思ったことはありませんか?
YESと心の中で回答された方は、おそらく「有名な研究所において、沢山の部下を抱えて社会的な地位を得たい!」というのではなく、単に「かっこよさそうだから」という、少年少女の頃のサイエンスへの憧れの気持ち、謂わば「秘密基地を持ちたい!」の延長線上にあるのではないでしょうか?
私も最初は同じ動機でした。普通のサラリーマンだった私が、自分の研究所を創ってしまったきっかけは、スマホが欲しいなぁとか、車が欲しいなぁとか、そういう単純な物欲に近かったのかもしれません。あと、自由な裁量で好きなことができる権利が欲しかった、個人で社会を相手に研究で何ができるのかを探求したかったというところでしょうか。
ただ、流石に自称の研究所を立ち上げて自己満足するのはあまりにもお粗末ですし、対外的に信用してもらえるとは思えません。そこで、「公的な機関に認可された研究所を創る」ための現実的かつ最も良い方法は何だろうと考えるようになりました。
このマガジンでは、ノリで(でも真剣に努力して)、サラリーマンが副業でバイオ系の研究所を創ってみた結果、大変なことはあるけど、まぁまぁうまくいっていますよ(今のところはね)という話をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。