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働く価値のポートフォリオ|研究者・エンジニアの働き方を考える

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現代における働く価値を深堀りし、研究者やエンジニアがどのように価値づくりをしていくべきかを研究します。#研究者#技術者#エンジニア#博士#技術士#起業#パラレルキャリア#副業#新…
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#パラレルキャリア

新しい働き方;意識によるジョブ化によるセミポートフォリオワーカーのススメ

 研究者やエンジニアの新しい働き方を考える上で、ジョブ型雇用とポートフォリオワーカーという概念は重要な要素です。(ジョブ型雇用は、欧米で一般化が進んでおり、社内外に関わらず職務・役割に合う人材を、プロジェクトごとに雇用・配置する形態です。ポートフォリオワーカーは、複数のジョブを組みわせ、時代や状況に合わせてその組み合わせを変化させながら働く人です。従って、ポートフォリオワーカーにとってジョブ型雇用は、理想とするジョブのポートフォリオを整えやすい形態であるため、相性が良いと考え

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†私らしい働き方† 様々な研究を様々な肩書で行う独立系ポートフォリオリサーチャー

私らしい働き方;研究者のニュータイプ私らしい働き方は、様々な所属で研究を楽しむことです。  私は今、企業の研究会開発職、個人で作った研究所の所長、研究のコンサルタント、独立系URA(リサーチアドミニストレーター)、解析受託機関の代表、研究費の審査員、研究費申請支援会社の社長、科学技術を使用した探偵業、大学教員、NPOメンバー、学会の評議委員、大人や子供向けの研究塾などなど、かなり自由に様々な所属で研究を謳歌しています。研究に関連する新しいジョブや職業をデザインして、小さくて

ジョブ型雇用とポートフォリオワーカー;Background and Introduction

 研究者やエンジニアの新しい働き方を考える上で、ジョブ型雇用とポートフォリオワーカーという概念は重要な要素と考えられます。このNoteでは、まず、これまで日本で一般的な形態であるメンバーシップ雇用に対して、欧米で一般化が進んでいるジョブ型雇用の概念を説明します。次に、ジョブ型雇用の概念を取り組んだポートフォリオワーカーという新しい働き方を提案します。  2021年現在、研究者やエンジニアにおきまして、わたしは完全なポートフォリオワーカーになることをお勧めしません。代わりに”

働く価値のポートフォリオ_#2. 収入が増えて稼ぎが減るとはどういうこと?

働く価値のポートフォリオ 第1回は、副題を「経済発展における欲求のシフト」として、マズローの欲求五段階説をベースに、世界的に欲求が高次化している現状を整理しました。第2回の副題は「収入が増えて稼ぎが減るとはどういうこと?」として、「働く価値とは何でしょうか?」に対する回答を考えていきます。  ポートフォリオ(Portfolio)とは、元々は複数の書類をひとまとめに持ち運べるケースの意味ですが、クリエイターは作品集の意味で、金融業界では、投資家が保有している金融商品(現金、預