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働く価値のポートフォリオ|研究者・エンジニアの働き方を考える

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現代における働く価値を深堀りし、研究者やエンジニアがどのように価値づくりをしていくべきかを研究します。#研究者#技術者#エンジニア#博士#技術士#起業#パラレルキャリア#副業#新…
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#研究職

ジョブのポートフォリオは、ローリスクハイリターンが存在する!副業をはじめる前に知っておきたいこと

 複数のポストで研究を生業にしているポンヌフと申します。上のnoteで取り上げたような、ジョブ型雇用をベースにしたポートフォリオワーカーのような働き方は、より普遍的なものになっていくと予想していますし、研究者・エンジニアのより充実したライフスタイルをデザインするために重要な視点を提供すると思います。  しかし、現在の日本において、ポートフォリオワーカーになることが決してお勧めだとは思いません。なぜなら、もともとジョブ型雇用の応募は一部のAIエンジニアを除いて少なく(少なくと

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新しい働き方;サイエンスロスを埋める戦略を走らせる!営業職でも主婦でも、科学者になれる_Introduction

サイエンスロスとは?「研究職に就きたかったけど、経済的なゆとりがないから希望する職種でなくても働くしかない」 「研究職に就いたはずなのに、本質を突き詰めた基礎研究ができなくて、気持ちが上がらない。」 「小さい頃から一生懸命勉強して希望する研究職のポジションを得たのに、夫の転職等のやむを得ない事情で離職を余儀なくされ、サイエンスとの接点がなくなってしまった。私がしていた努力は何だったのだろう。」  これらの意見は、私の周りで耳にしてきた研究に対して熱い気持ちを持っている人

働く価値のポートフォリオ#1_経済発展における欲求のシフト

 新連載「働く価値のポートフォリオ」では、働く価値について世の中の最新の知見をレビューし、根拠に基づくライフスタイルデザインの方法を議論していきます。第1回では、働く価値を考えるために、人間の欲求と集団の欲求の遷移について取り上げます。 働く価値とは何でしょうか? 転職サイトでは、「より収入の高い転職条件を探していきましょう!」というのを広告にしていますよね。「転職者の平均年収アップは+100万円以上」などの広告です。確かに収入は働く対価として極めて重要ですが、私は、あくま