
消えていった夢
搬送後
病院についてからしばらく診察台の上にいました。
先生の内診の後、はっきりとした原因はわからないけれどおそらく子宮頸管無力症ではないかと言われました。
子宮頸管無力症についてはこちらを↓
「産まれないように縛ったりする処置ができればよかったけれどもうその段階ではなくて、いつ産まれてもおかしくない状態です。もしかしたら今日、明日に陣痛、破水が来るかもしれず、そうなったらすぐに帝王切開です。とりあえず今の目標は1日でも長く赤ちゃんたちをお腹の中に留めておくことです。」と、張り止めの点滴と、産まれてしまった時のために赤ちゃんの臓器の成長を促すステロイドの投与で様子を見ることとなりました。
その後はMFICU(母体胎児集中治療室)という少し大きめの個室にて安静に過ごすことになりました。
あまりにも急な入院、しかも多くの病院が今もそうだと思いますが面会予約制だったので、付き添ってくれていた夫と母とは病棟の入り口で別れて突然一人ぼっちになりすごく不安でした。
ぐちゃぐちゃな感情
突然1人になった私はベッドの上で呆然としながら考えていました。
インスタなどで見て怖いけど楽しみにしていた大きなお腹、2人分の胎動、幸せな出産報告など、楽しみにしていたことが一瞬で崩れていきました。
「マタニティフォト、みんなで撮ろうと思ってたのに1枚も撮ってない」
「2025年2月5日の手術日で、ふたごの日に双子を産むなんて奇跡と思ってたのに」
「いつまで続くんやろう。辛い、怖い」
「まだ出ちゃダメよ。がんばれぽんすくちゃん!」
「ついさっき、朝まで和やかに過ごしていたのに」
一変した現実を受け入れないまま入院生活が始まりました。
この時まだ24週。ベビーズの推定体重800g。