戦車を彩る魅惑の砂色
アーマーモデリング最新刊(2021年4月号)の見本誌を頂戴した。
アフリカ戦線というのは実に心惹かれる。
年齢が高ければ高いほどそういう傾向はあると思う。
北アフリカ戦線の魅力は本号内に書かれている次第なのだが
本号中の対談でも触れられているように個人的にはそれに加え
MMシリーズのアフリカ推しが大きいと思っている。
ある年齢以上の方にはMMデビュー戦が「ドイツ・II号戦車 F/G型」
というのは少なくないと思う。
そう、アフリカ軍団兵士が付属されているアレである。
このキットを通じてドイツアフリカ軍団を知った人も多いだろう。
そして垂涎のハチハチ(88mm Flak36/37)を始めとする熱砂の戦線に
展開するドイツアフリカ軍団に因む商品がさまざまに展開する。
ハノマーク兵員輸送車、キューベルワーゲン、ケッテンクラート、
8輪重装甲車、アフリカ軍団セット…
そして名将ロンメルが座乗するSd.Kfz250/3 グライフ。
相対する連合軍もマチルダ、25ポンド砲、クォード・ガントラクター、
第8軍歩兵セット、SASジープ、M3スチュアート、
M3グラントMk1…といった役者が居並ぶ。
序盤から中盤のMMシリーズのこのようなラインナップが強烈に刷り込まれている世代にとっては北アフリカの熱砂の闘いは模型趣味を満たしてくれる格別のシチュエーションなのだと思う。
そんな模型趣味マインドを満たす教本として本号は手元に置いておきたい。