【ポケモンSV】シーズン10使用構築ーバサギリシステム†改†ー【最終794位】
こんにちは。スミス(TNぽんぽんちい)です。
シーズン10お疲れ様でした。私は最終レート1914、順位は794位でした。
最終日前日の時点で2ロムとも1、2勝で3桁というラインにいたのですが、低い方のロムがどんどん下がってしまい、半日かけて何の成果も得られずに終わってしまいました。夜に高い方のロムを3桁維持できそうなラインまで上げ、1日ポケモンをやりすぎて疲れてしまったので、そのまま保存しました。
もう1ロムが順調であったならもう少し上を目指したかったですが、3桁順位はしっかり取れた点は満足したいです。
今期は中盤にDLCの要素が追加となり、目まぐるしいシーズンでした。少し環境がわかってきたかなというところでシーズンが終わってしまったような印象です。
次のシーズンからはまたレギュレーションは変わりますが、記録として構築記事に残そうと思います。
【構築経緯】
DLCで追加された中でもオーガポンの性能が高いと聞き、ストーリーで思い入れがあったこともあり、まずはこのポケモンを軸にすることにした。
オーガポンの攻撃性能を活かすためのステルスロック撒きとしてバサギリを採用した。バサギリはハバタクカミ、カイリュー、パオジアン、オーガポンなどに大ダメージを与えながらステルスロックを撒けるのが強み。
以前バサギリを使った際にウーラオスがとても重いことがわかったので、ウーラオスに強いテツノツツミを採用。
ステルスロック展開から強い枠としてカイリューを4体目として採用した。当初はドラゴンテールや新規習得の吠えるなどでステルスロックをたくさん踏ませるコンセプトで採用していた。
色々試しているうちにテツノツツミを2番手に置いて最後にオーガポンorカイリューを通す動きが強いことがわかり、カイリューはフィニッシャー性能を意識した型へとチェンジした。
5体目として特殊のスイーパーとしてハバタクカミを採用。
ラストはチョッキヤドランやハッサム等色々試していたが、カイリューの型変更に伴って食べ残しが余ったこと、流行りのキョジオーン軸やたまに見かけるドヒドイデ等の受け構築が少し重かったことからジバコイルを採用して構築が完成した。
元々はカイリューの羽根休め等を使ったサイクル的な要素があったが、最終的には対面、展開の要素が強い構築になった。
余談ではあるが、シーズン8にバサギリ入りの構築を使っており、結果的に今回はリベンジ的な構築でもある。
【コンセプト】
バサギリの岩石アックスから始まる対面•展開構築
挑発などの効かないステルスロック撒きや高速アタッカーを軸にすることで、相手の択に依存せず自分の通したい動きを通す
【個体紹介】
オーガポン(かまどのめん)@かまどのめん
テラス:ほのお
特 性:型破り→おもかげやどし
実数値:175(156)-179(180+)-105(4)-**118(12)-150(156)
技構成:つたこんぼう ウッドホーン じゃれつく つるぎのまい
調 整:H16n-1、
HB:陽気炎オーガポンのテラスつたこんぼう+ステルスロックをちょうど耐える、
A:ステルスロック+テラスつたこんぼうで耐久無振り炎オーガポン(炎テラス時)をちょうど倒せる
S:準速ウーラオス抜き(バサギリと同じS実数値)
DLC解禁後真っ先に構築に入ったポケモン。
火力が高すぎるキタカミの破壊神。テラスつたこんぼうはイーユイ程度なら半減でも一撃で持っていくパワーがある。
火力に目がいくポケモンではあるが、ウッドホーンの回復による場持ちの良さ、テラス前の型破りという特性の偉さ、など特有の強みがたくさんあった。
ハバタクカミやサーフゴーなどの対策が難しいポケモンに比較的強いのも良いところ。
炎オーガポンのミラーが多発すると考えて少し耐久に振っているが、案外ミラーは起こりにくく、逆に最速ガブリアスを抜けていない点、一定数いた岩オーガポンに同速勝負を仕掛けられない点は少し失敗だった。
もっとも、耐久振りや意地っ張りの火力に助けられた場面もあったため、一長一短かなとは思う。今後も開拓が進むポケモンだと思うので、流行に乗り遅れないようにしたい。
バサギリ@気合いの襷
テラス:くさ
特 性:切れ味
実数値:145-187(252)-115-**-91(4)-150(252+)
技構成:岩石アックス インファイト 草分け フェイント
調 整:ASぶっぱ余りD
オーガポンの相棒であり、本構築のハイリスクハイリターン枠その1。
採用率上位のハバタクカミ、カイリュー、パオジアン、オーガポンに大ダメージを与えながらステルスロックを展開できるのが唯一無二の強み。また、構築で重めの岩オーガポンはインファイト+フェイントで突破することができる。
以前の構築では意地っ張りの耐久振りで採用したが、耐久に振ったところでオーガポンに貫通されるため今回は陽気AS襷で採用した。意地っ張りウーラオスより実数値が1高い点が陽気の利点。
バサギリは水ウーラオスがめちゃくちゃきついことが知られているが、今回はテツノツツミとハバタクカミのウーラオス包囲網で牽制しつつ(意味なかった)、初手でかち合った場合は択勝負で誤魔化すことにした。
遅いウーラオスには岩石アックスを打てれば最悪仕事完了、選出次第では初手草テラスタルも上等。
草テラスタル時にスカーフ蜻蛉返りを打たれるパターンとテラス温存時に上から水流連打を打たれるパターンが裏目であるが、そこはバサギリを使い続けた経験則で勝負した。俗に言うウーラオス検定(水か悪か)の応用編ということで何卒ご容赦を。
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラス:みず
特 性:クオークチャージ
実数値:131-**-134-176(252)-81(4)-206(252+)
技構成:ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール
調 整:CSぶっぱ余りD
ハイリスクハイリターン枠その2。環境最速のSと高火力技、さらにアンコールを持っているため、相手の行動に依存せず自分のやりたいことを通す力が非常に強いポケモン。
水テラスにすることでハイドロポンプでオーガポン、イーユイ(等倍)などをステロ込み1撃にすることができる(外れると負ける)。少し重めなガブリアスに対しても、バサギリの岩石アックスと合わせて倒すことができる(フリーズドライ読みの鋼orフェアリーテラスを何度も無駄打ちさせることができた)。
また、電磁波や甘えるを持っているハバタクカミに対して身代わり→ムーンフォースをアンコールという動きから裏のオーガポン、カイリューを展開する動きが強く、最終日は何度もイージーウィンすることができた。
カイリュー@いかさまダイス
テラス:はがね
特 性:マルチスケイル
実数値:175(68)-204(252+)-118(20)-**-122(12)-120(156)
技構成:スケイルショット アイアンヘッド 地震 竜の舞
調 整:
H16n-1
A特化
S+1で最速オーガポン抜き
今期1番型をコロコロ変えていたポケモン(吠えるorドラゴンテール採用型やノーマルテラス竜舞型など)。前述したハバタクカミを起点にする動きでよくあるスタン系統のポケモン全員に勝てることに気づき、最終日に採用した。
スケイルショットという技が(Bダウンのデメリットこそあるものの)、威力100〜125の一致技でSも上昇できる破格の技だった。
カイリューというポケモンはご存知の通り非常に高いスペックを持つが、既存の型はどれもテラスタル前提のところがあり、テラスタルをしない場合(鉢巻逆鱗の型を除けば)、一致技をほとんど採用できない点は個人的に不満だった。
スケイルショット型はそこも克服できており、個人的にはカイリューの最強の型候補くらいにはなりそうだなと思っている。
ハバタクカミ@こだわりスカーフ
テラス:フェアリー
特 性:古代活性
実数値:149(148)-**94(148)-198(196+)-156(4)-157(12)
技構成:ムーンフォース シャドーボール パワージェム ほろびのうた
調 整:
最速スカーフ90族抜き(4振りスカーフカミ抜き)、
C11n
意地テツノカイナのテラス地震、臆病眼鏡ハバタクカミのテラスムーンフォース意識の耐久
エナジー持ちのハバタクカミが席巻している中、少し珍しいスカーフ型でハバタクカミを採用した。調整はレギュレーションBあたりの構築記事をまねて育成したものを流用した。
後発からスイープする動きが強い時、特殊打点が欲しいがツツミを流せるポケモンが相手にいる時(ヌメルゴンなど)、に基本は選出したが、コノヨザルなどの格闘がいる時は初手から出すこともあった。
バサギリが相手の選出を歪めるため、コノヨザルなどは初手に出されやすく、ハバタクカミを初手に合わせると相手はテラスを強要されることになる(メガネハバタクカミが否定できない場面なので相手は裏に引きにくい)。
その後テツノツツミでコノヨザルを上から処理すれば、結果的に「テラスを切った相手のポケモンを非テラスのポケモンと交換した」形になり有利な展開に持ち込める。
技構成に関してはタイプ一致2種は確定として、ギミック系統やラス1で打てるほろびのうたと、オーガポンなどを意識してパワージェムを採用した。ほろびのうたは時々便利だったがパワージェムは打った記憶がないので他の技でも良さそう(と言ってもほかに候補が少ない。10万かエナジーボールあたりなら打ちたい場面がかろうじてあったかもくらい)。
ジバコイル@食べ残し
テラス:みず
特 性:アナライズ
実数値:177(252)-**-181(236+)-151(4)-111(4)-82(12)
技構成:放電 ボディプレス 身代わり 鉄壁
調 整:麻痺した最速ウーラオス抜き、あまりHB
ドヒドイデやキョジオーンなど明確な受けポケモンがいる相手に勝つためのポケモン。相手視点ではツツミカミ受けのチョッキ型か先発で物理を倒す頑丈ジャポorゴツメ型に見えていると期待して、見えない受け対策枠を仕込んでみた。
以前キョジオーンを使った時に実感したが、サーフゴーなどのメジャーな受け対策には回答を用意できるが、よくわからない対策ポケモンが来ると厳しいのである。
スタン系統に選出するとお荷物になるので選出率は低めだが、選出時はしっかり活躍してくれるポケモンだった。
他の方の構築記事を読んでいたところ、どうやらボディプレスもちのキョジオーンがかなりいたようなので、テラスタイプはフェアリーの方がよかったかもしれない。
【選出】
選出は主に3パターン
バサギリ(先発)+テツノツツミ+カイリューorオーガポン
基本的にはこのパターンが多かった。2番手のテツノツツミで抜いていくのか、裏の積みアタッカーに託すかは状況次第
ハバタクカミ+2
初手ハバタクカミで相手のテラスを強要するパターンや、テツノツツミを流せるヌメルゴン等のいるサイクル構築にはハバタクカミを選出したい
ジバコイル+2
受け系統、キョジオーン入りへの選出
受けにはオーガポン、キョジオーンにはテツノツツミを一緒に選出することが多い。
【振り返り】
バサギリ+テツノツツミの展開はとても強かった。特に2番手テツノツツミがとにかく強かった。多少の不利な流れはテツノツツミで十分巻き返せる。
流行りの電磁波展開に対しても一方的にこちらの動きを押し付けていけてよかった。
ただし、使う前から薄々気付いていたが、この2体が両方とも命中不安技を抱えており(岩石アックスとハイドロポンプ両方当てる確率は72%である)、毎回毎回ハラハラする構築でもあった。
よく言えばエモーショナルな対戦を楽しむことができる。
かつてバサギリを使用した際は最終日爆死してしまったので、今回リベンジできたことは良かったと思う。
記事は以上となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次はレギュレーションEでお会いしましょう!